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2014年7月活動まとめ

ほいほいやってきました月間活動まとめのコーナーです。近頃このまとめ以外にブログ更新してませんねー。それでもこのまとめは続けてる! えらい!

あなたのSFコンテスト
 空想科学祭の真似事企画、7月21日に参加表明を締め切りました。27日からは作品投稿期間が始まっています。
 なんと参加者総勢208名になりました。恐ろしい数字。煩悩+100やで。
 208名が紡ぎ出す「SF」、とても楽しみにしています。なお7月31日現在で既に90作を超えました。恐ろしあ恐ろしありがたやありがたや。
 自分は「シミュラクール・フェミニクール」という作品で参加しています。8、9万文字程度の短めの長編になる予定ですが、まだ3万文字しか書けてません! じゃじゃん! まあ今謎の自信があって書けるような気がしているので(危険信号)。。。締め切りに間に合わないような格好悪いことだけは避けられるように頑張ります。全四章構成、毎週日曜日に一章ずつ更新し、8月24日に完結する予定です。
 ちなみにタイトルの「シミュラクール」ですが、これ、美術用語(元々は文化人類学の用語だとか)の“シミュラークル”を勘違いしてクールにしちゃったって経緯があります。クールでしょ。。うろ覚えっていけませんねぇ。


第7回お題執筆会
 こちらも通常通り主催しています。正直なところ自分はSF企画で手一杯なので、相棒のせんせーにいろいろ任せちゃおうかなとこっそり画策中だったり。。ハッここに書いたらこっそりじゃない!
 今回はまさかのお題フリーです。お題執筆会のくせにお題フリーです。ですので今回に限り、自由に短編を一本書け、という企画主旨になります。テンミリ小説板の性質上短編一作だけを投稿するのは面倒なので、けっこう需要あるような気も。おかげで今までで最大の参加者数になりました。作品数もちゃんと最大になるのかしら(黒いほほえみ)。
 参加表明は本日締め切り。明日8月1日~8月24日が作品投稿期間、数日の予備期間を挟んで、9月1日~9月21日が感想投票期間となります。もろSF企画と被ってる!
 ちなみに自分は久しぶりにエリスの話を書こうかなと思っています。おりめかで登場して以来ですから4年ぶりですね。エリスたんまじかわいい。できればアリスも出したい。なんというかルファとミドリがいがみ合っている後ろでエリスとアリスも睨み合ってるんですよ。エリスたんかわいいマゼンダの次くらいにかわいい。というかそれ以前にまず書けるのか。乞うご期待!


「人は死んだら電柱になる」アンソロジー
 入稿完了したとのことですので、正式に告知です。「人は死んだら電柱になる」という設定を共有したアンソロジーに参加しています。
 漫画に小説、短歌や楽曲など、47名の参加者による多種多様な作品が集まっているそうです。
 コミックマーケット86 一日目 8/15(金)  東コ-57b「遠すぎる未来団」にて頒布されるので、コミケに行かれる方はぜひ、お手に取ってみてください。
 自分は「そらは水槽」という15ページのSF短編で参加しています。コミケに作品が出るのは初めてでして、普段想定している読者層や固定読者さんを頭からリセットするつもりで書いてみました。ういなさんを普段からご存じの方が読まれたら、ちょっと苦笑されるかもしれないw。そんな作品に仕上がっています。ぜひぜひ。


フリーワンライ企画
 定期的に開催されているワンライ企画。要するに一時間でイラストを描くワンドロの文字版です。
 第九回に参加させていただきました。使用お題は「伸ばした手は」「月の涙」「宵闇に紛れて」「秘密の睦言」。
月よ」という作品を書きました。
 この頃リタイアしたり時間が合わなかったりでてきすとぽい杯に参加できていなかったので、なんだか久々に即興やってるような気がして楽しかったです。やっぱり即興の勘とかが鈍っているのか普段よりも短い作品になってしまいましたが、雰囲気はそれっぽいのに仕上がったような気がします(じがじさん)。
 ちなみにアンデルセンの「絵のない絵本」のオマージュです。そうかそれっぽい雰囲気は全部アンデルセンのおかげだったんやな。ありがとうアンデルセン。


テンミリ小説語り場
 恒例の小説語り場。第十回と第十一回に出席しました。取り上げられた作者さんが喜んでくださるのを見るのが、なにげに嬉しい企画です。
 でもこの企画もSF開催中どうしよ。。ういなさん頑張れるかな。。。


■感想交換会
 先月だったか先々月だったかに自分が主催した感想交換会。自分以外の参加者の方はきちんと感想を投稿し終えていて、あとは主催者の自分だけが書けばいいんですけども。というか主催者なにやってんだって話ですけども。そのうちの一作をようやく書き終えました。1万6千文字になりました。1万文字超えの感想って。。。
 なんだか久々に作者をいじめるような辛口を書いた気がします。いぢめるのって楽しい! 当の作者さんも満足してくださったようで、なによりです。


即興二次小説
 7月は15分の即興で「チームプレー」「テンミリガール」の2作を書きました。というかついさっき書きました。これで書き溜めたテンミリショートショートは10作になります。計画の8分の1まで到達しました。

以上です。ではでは。
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2014年6月活動まとめ

すっかり遅れてしまった。6月の活動まとめです。
 でも6月は目立った活動なにもしていないんだよなぁ。。

あなたのSFコンテスト
「小説家になろう」の場所をお借りして開かれる、SF小説競作企画。7月16日現在(あれ? 6月の活動まとめだよね?)、155人の参加者が集まっています。正直、こんなに集まるとは思っていなかったので、主催者ながらに戦々恐々です。
 当企画の掲げる「SF」は少し特殊でして、サイエンス・フィクションやスペキュレイティブ・フィクションといったものに縛られずに、自由な発想でSFを書いてやろうという企画になります。自由な発想、というのはつまり、従来のSFのイメージから抜け出すということ。「さしみ・フルーチェ」やら「素敵な・ふともも」やら、SFという固定観念を取り払ったSFを募集しています。まあ要するに大喜利ですね。
 SFの壁を壊して、SFの多様性をさらに拡げる、あるいはSFの多様性を潰してしまう企画です。どんな作品が集まるのか、楽しみです。
 もちろんサイエンス・フィクションも大歓迎です。主催者自体、サイエンス・フィクションを投稿するつもりでいます。サイエンス・フィクションというか、S・Fというか。
 また、7月12日に放送された(6月の活動まと……)第3回小説家になろう公式生放送にて、当企画が紹介されました。出演者の方が「さしみ・フルーチェ」を挙げてくださっていて、とても嬉しかったです。ありがとうございます。


■「おりじなる小説MAKER」転載完了。
 テンミリオンにて連載していた長編作品、埃城への転載作業が6月4日に完了しました。去年の9月に転載を始めたので、およそ9か月かかったことになります。2010年の連載当時、この作品の執筆に費やした時間は3か月ですので、コピー・ペーストするだけの作業が、筆を走らせる作業の3倍労力をかけたことになります。どういうこっちゃ。
 実はこの作品、いままでバックアップもとれていなかった作品でしたので、転載作業と併行して原稿用紙にも移し替えていました。最終的に数えてみると、400字詰め原稿用紙で288枚(連載時の無駄な空行をほとんど排除しての枚数です)。長編としては少し短めですが、まあ目算した通りの分量でした。


■第6回お題執筆会
 これは終了したのは7月ですので、7月分のまとめに書くべきなのでしょうが、第7回が既に開かれましたので7月まとめにはそちらを譲るということで、第6回は6月分に書いちゃいます。
 小説企画「夏祭り」などを参考にして、今回はお題を参加者に提出していただくという形にしてみました。たくさんのお題提供をいただいて、嬉しい限り。
 拙作「スライムの回転について」はキャラクター賞をいただいていました。ありがとうございます。
 あと余談ですけど、参考にした夏祭り、今年はお題をひとつに絞るみたいですね。八年も続けている企画でもこうしてどんどん変化を加えていく姿勢、見習っていきたいものです。


 ひとまず以上。

2014年5月活動まとめ

少し遅くなりましたが、5月の活動まとめです。


あなたのSFコンテスト
 企画サイト公開しました。「小説家になろう」の場所をお借りして開催される、大規模(になることを目指している)SF小説企画です。なお、ここでいうSFとはサイエンス・フィクションのことに限らず、スペキュレイティブ・フィクション、すこし・ふしぎ、桜・風吹、スペース・ファンタジー、シル○ニア・ファミリーなど、S・Fの略とみなすことのできるものなら全てSF小説と認めます。あ、でも商標登録のはやめてほしいなぁ。。SFの枠組みを広げる、あるいは、SFの多様性をつぶしてしまう、楽しい企画です!
 SF界隈でいろいろありましたから、このタイミングしかないなと思い、開催することとなりました。この企画のためにいろいろと準備を重ねていたのですが、いざ開催となってみると不備や考えていなかったことが多くて、なんだか楽しいです。企画って楽しいなぁ。
 参加者は7月21日まで募集。その後、9月1日締め切りで作品投稿期間。9月末締め切りで投票期間があります。どしどしご参加ください。



SFコラムコンテスト【yourSFスピンオフ企画1】
 そのスピンオフ企画として、「SF」を題材にしたコラムを募集する企画を開きました。結果7作集まりました。みなさんの「SF」観を垣間見ることができて、とても嬉しかったです。



あなたのSFコンテスト【イラスト部門】
 スピンオフ企画第二弾です。こちらはまだまだ募集中。SFコンテストのイラストバージョンです。SF(ただしSFならなんでもいい)イラストを9月1日まで募集です。
 こんにゃくさんに依頼して、お手本イラストを描いていただきました。そしたら「さしみ・フルーチェ」というとんでもないSFが! こんなSFがあったとは驚きです。でも食べたくはない。
 このイラスト企画もコラムコンテストも、初期の空想科学祭で薀蓄館や書評コーナー、イラスト企画が立ち上がっていたことを参考にしています。空想科学祭を参考にしすぎかもしれませんね。ありがとうございます。



■第6回お題執筆会
 恒例の共同主催企画。力入れて書くとか言っておきながら、結局数時間クオリティの短編で済ませてしまいました。モチベーションって持続が大事。「スライムの回転について」という、タイトルだけでもうどうでもいい作品です。コペルニクスさんに恨みがあるわけじゃないのよ(という元ネタアッピール)。
 感想に革新が起きた雰囲気。第7回が今から楽しみです。
 あ、その前に投票っ。


第17回てきすとぽい杯
 こちらも恒例。みんな大好きてきすとぽい杯。今回はなんとGW特別編ということで、四夜連続で開催されました。しかもお題積み上げ形式。
 四夜参加ということで、久々にあらかじめ四話分のプロットを用意。さてどんと来いと思いながらも、初めてのスマホ執筆に悪戦苦闘しつつ一夜目「幽霊屋敷」をクリア! さあて二夜目は~と思っていたらまさかのういなさん欠場。ちぇープロット三話分に書き換えてやるーと思い第三夜に参加してみると、お題は「大金」(第二夜)と「男の子(登場人物)」というなんとも痛い展開に。大金はともかく男の子かーと悩んだ挙句、華麗に(?)登場人物BとCを双子にすることで回避(できていたらよかったのにな)。まあ四夜目があるから大丈夫さ、四夜目で挽回してやるもんねーと臨んだ第四夜、まあまさかここで簡単なお題が来るはずもないことは覚悟していたのですが、予想を遥かに上回るお題が出てきました。じゃじゃーん「ペンネームの頭文字で予測変換(書き出し)」! なにこれ。。もうスマホで執筆なんてこりごりなのに~と思いながらもスマホで小伏の「こ」と打ってみたら、予測変換で「コンビニ」が。そしてその後文が続くことなく「。」が。。。もうもはやプロットなんてなかったんやと涙をのみながらふらふらになって「幽霊船」というSFを書き上げたのでした。ばたん。
 その振り回されっぷりに同情してもらえたようで、特別賞“君こそ真のSF作家賞”をいただきました。同情するなら賞をくれた。嬉しい。ありがとうございます。


【BNSK】月末品評会 in てきすとぽい season 3
 参加しましたー。「one」というお題をもとに短編小説を書く企画。「たったひとつのぼくを求めて」という作品を投下。実をいうと12345文字にしたくて書いただけの作品。
 リチャード・バック効果なのか、投票を1つ、関心評を3つ(+期日後投票1つ)いただいていました。
 ういなさん、ある辛口感想人によると文章はそれなりに上手いらしいです。たまに大荒れするけど基本的に読みやすい文章書ける人だって。だからテキトーに書いてもそれなりに評価されてしまう。これって自分から伸びしろを殺しているってことですよね。褒められると舞い上がってしまいますが、しっかり作品と向き合う練習もしないとなぁと痛感する次第です。ういなさん自分の作品を大事にするのが苦手だから。
 次回も、できれば参加したいなぁと思っています。いま長編を書いているので、スケジュール的に厳しいかもしれませんが、ちょっと気になる作者さんを見つけてしまった。



■☆感想交換会☆
 をテンミリ小説板で主催しました。お二人ご参加くださった。
 この記事を書いている5月8日時点で自分はまだ感想を投稿できていないのですが、まあ三人ということで結構なあなあで進行しています。この三人でよかった。
 どちらも辛口OKとのことですので、それなりの感想を書いているつもりです。まだ書いている途中なんだけども。。。



テンミリ小説語り場
 やっぱり参加しました。小説語り場。5月は第二土曜と第三土曜に開催。新規入室者さんがあって、とても嬉しい。



即興二次小説
 お馴染み即興二次小説。ここでテンミリショートショートを書かせていただいてます。5月は「蟻の巣:巨大蟻との戦い」という掌編を1篇、15分の制限時間で書きました。それだけです。いまのところ書き溜められたテンミリショートショートは8作。目標の80作の1割になりました。



まあこんなもんかな。
ある鍵付きコミュニティで掌編書いたり、匿名でいろいろやってるのはいつものことだから気にしないー。わざわざ書かないーって書いてるー。
あと、5月31日からある公募に向けて長編を書きはじめました。とりあえず書きあがれるよう頑張ります。
ではまた。

2014年4月活動まとめ

まとめだよー

■「しあわせをなおす」公開
 星新一賞落選作品です。そしてKDPで活躍されている犬子蓮木さんとの共作でもあります。ういなさんが執筆で、犬子さんが原案。執筆中はとてもお世話になりました。改めて、ありがとうございました。
 同じ原案をもとに犬子さんも「I copy」という作品を書かれています。短編集『Falling Nova』収録作としてKDPにて配信中。
 両作を読み比べてくださった方によると、ういなさんの作品は「海外SFの翻訳みたい」とのことです。これ、以前まではよく言われていたういなさんの特徴だったので、おお懐かしい!と思いました。ありがとうございます。一時期は意識して翻訳っぽさを強調していましたが、最近はそういうことあまりしないなぁ。


200文字小説コンテスト
 4月まるまる投票期間でした。この記事を書いている5月6日時点で、すでに投票の集計結果も出ています。結果発表はまだやってませんが。
 たくさんのご参加・ご投票ありがとうございました!
「感想賞」とあわせておこなうので、結果発表はもうしばらくお待ちください。


■第6回お題執筆会
 ついに参加表明期間が終了し、作品投稿期間に入りました。さっそく投稿してくださっている方がいて、感心です。毎度のことながら自分はまだ書けていないので……。
 ちなみに以前、「辛口」と「中辛」の差異が乏しいというご意見をいただきました。ので、今回からは辛口希望者にはそれ相応の感想を書いていくつもりです。つもりです。


第二回犯罪が出てこないミステリー大賞
 参加しました。「作者殺人事件」という掌編を投稿。
 この企画用に用意していたプロットは、あえなく頓挫し、予備の掌編も結局没にして、このショートショートに落ち着きました。得る物の多い企画だったなぁと思っています。書きたいものが増えましたし、ミステリの書き方、というのがほんの少しつかめた気がします。


■第四回・第五回テンミリ小説語り場
 参加しました。4月は第一土曜と第三土曜に開催されました。第三土曜のときは遅れてしまってすみません。。でもちょうど好きな作品が出てたからういなさん頑張れた!気がします!


第16回てきすとぽい杯
 参加しました。「二日酔い」というなんともいえない作品を投稿しました。実はこのとき、上記の語り場と時間が被っていまして、両方とも同時に進めていたのでした。二兎をなんとかってやつを実感。


■即興二次小説
 テンミリショートショート、「冒険のおさそい」を執筆。制限時間15分でした。



 以上。今回は手抜きまとめで!失礼しまし!

音楽小説について

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 さてさてやってきました創作論エッセイのコーナーです。違うなこんなテンションではなかったはず。久々に書くから勝手を忘れてしまった。
 まあそのためのブログでの草稿連載なのですけどね。

 今回は、「音楽小説」について。
 音楽小説ってなんぞや? 簡単にいえば音楽小説とは、「文字による音楽」です。だから音楽小説というより、並び替えて小説音楽といったほうが語義としては近いかもしれません。音楽小説とはその名の通り、音楽(インスト)のような小説のことなのです。

 枠組みを詳しく見ていきましょう。文章で音楽を作るということはつまり、ラップのようにリズミカルにストーリーを語ることなのか。それも音楽小説に含むでしょうが、ここではあまり、そういう意味は含みません。なぜなら「ストーリー」は必要ないからです。
 なにかインストを思い浮かべてみてください。きっとそのインストには、物語があります。しかしそれは、筋の通ったストーリーではありません。おのおの聴き手(≒読者)が、自身のなかで再構築する物語です。物語がなくても問題ありません。音楽を聴いているときの、あの明言しにくい抽象的な感覚、ぴかりと受け手のなかで光るインスピレーション。それを言葉によって引き出すのが、音楽小説なのです。

 難しい言い方になってしまいましたね。まあ簡単に言って、インストのような小説、ということです。
 ではこの音楽小説は、どのようにすれば書くことができるのでしょう? 音楽にしかできないあの抽象的な感動を、小説で再現することができるのでしょうか。

 まず共通していえることは、ある程度は、「言葉」からその「意味」を排さないといけないということです。「りんご」という言葉を出すとき、ここからあの赤い果実のイメージを払拭させて、ただ「りんご」という言葉の殻だけを残す。りんごの形、味、象徴しているものなどを排他して、ただの「りんご」を残す。あくまでこれは一例ですが、ある程度はこの作業が必要になってくるのが音楽小説です。

 方法はまだ模索中ですが、いくつか簡単に紹介いたします。
 まず一つ目。「なにも考えずに書く」。
 どうしても文章は言葉を必要とするものですので、文章を書こうとすると文章の意味を考えてしまいがちです。それをやめにして、なにも考えずに、ただペンを走らせる、キーを打つ。ただしこれはシュルレアリスムの自動記述とは異なります。自動記述の説明を入れると無駄に長くなるので省きますが、音楽小説での「なにも考えない」とは、言葉の意味を考えないという意味であって、ほかに考える必要のあるものがあります。それはリズムです。言葉の意味は考えなくていいけど、言葉のリズムを考える。
 要するにメロディーを作る作業です。このとき考えるべきなのは「りんご」が赤いとか甘いとかそういうことではなくて、「りんご」という3音がその文章のリズムに合っているかどうかということ。自動記述とは違い、そういう言葉(=音符)のつながりを「意図的に」執筆していく。

 二つ目。これはある方からの受け売りです。「実際にインストを聴いてそれを自分なりに文章に興す」
 そのままですね。これが一番やりやすいかもしれません。実際になにか、インストを聴きながら、そのときに感じる抽象的なものを、感じるままに文字におこしてみる。著作権は気にする必要はありません。それは盗作やアイディアの流用ではなく、インスピレーションを受けて新しいものを書いているにすぎませんから。むしろ著作権違反になったら面白いかも。この小説はわたしのインストを盗作しています!なんだか想像が広がります。
 ただし歌詞のある音楽を使用してはいけません。歌詞には言葉の意味がありますから、筋のあるストーリーが既に作られています。それを文字におこすというのは、他人の小説を自分で書き直しているにすぎない。意識せず歌詞をそのまま書いてしまうこともありますからね。そしたらあな恐ろしや。

 三つ目。「言葉の組み合わせをおかしくする」。
 これは逆に、言葉の意味を意識しながら文章を書く方法です。「りんご」は赤いし、果汁たっぷりだし、ときに作品によっては智恵を象徴したりします。聖書にはりんごだなんて一言も書いてませんけどね。それら言葉の意味を、きちんと意識したうえで、そのつながりをおかしくする。あべこべにしちゃう。
 それはきっととても難しい作業になるでしょうが、最終的に出来上がった文章は言葉の意味のつながりが不規則になって、言葉の意味を意識して書いただけに、言葉の意味が崩壊した文章ができあがる。そしてその抽象的な印象は、音楽を聴いているときのあの印象に近づけていることでしょう。


 書き方紹介は以上です。これはまだまだ模索中ですし、自分も練習中ですので、まだまだ方法はいろいろあると思います。

 音楽小説。これ実際に書いてみるとわかりますが、すっげえ面白いんです。まあ人によるでしょうけどね。音楽が好きな方は楽しめるんじゃなかろうか。
 しかしここで問題があります。作者としてはめちゃくちゃ面白いけど、読者にとってはどうなのよ、と。
 ストーリーがないのですから、当然読者を楽しませるのは困難です。ストーリーのない物語を楽しませるには、どうすればいいか。ひとつだけ例を挙げるなら、「最後の一文だけはストーリーを含ませる」というのがあります。初志貫徹できてないじゃないの、と言われそうですが、最後の一文で綺麗に締めくくって、余韻を生み出すことで、完成度は一気に高まるのですよね。最後良ければすべて良し、というわけではありませんが、物語に形の見えないメリハリが生まれます。現在見つかっている手法のひとつです。
 読者を楽しませる。新しいことをしようとすればするほど、これは実に難しい問題として現れてきます。いかにして楽しませるか、いかにして「面白い」音楽小説を作り上げるか。この問題も同時に考えていかなければ、所詮音楽小説は音楽の二番煎じにしかなりません。まあ個人的には、それでもいいとは思うのですけどね。さらに上を目指すには、「新しさ」と「面白さ」は切っても切れない関係にあるのかもしれません。

 というところで、今日はここまで。

2014年3月活動まとめ

3月の!活動まとめ!はじまるよ!


200文字小説コンテスト
 企画主催しました! いままで共同で企画を運営することは何度かありましたが、単独で主催するのは実は初めてです。いや3年前にテンミリとなろうでチャット会とか単独主催しましたけど、それは小説企画じゃないよね? ね?
 200文字ジャストの小説作品を募る企画です。え、たった200文字で小説なんて書けるの――? なんて思っちゃう昨今ではなくなりましたよね。今ではツイノベが書籍になったりしていますからね、超掌編の戸口も広がったんじゃないかなぁとか思ったりします。それはともあれ、この「200文字小説」というものにはそれなりの歴史がありまして、作家の谷津矢車さんが、小説家になろうのユーザであったアマチュア時代、スティーブ・モス、ジョン・M・ダニエル編『極短小説』(新潮文庫)に触発され同サイトに200文字の小説を紹介したことがきっかけとなった、小説家になろうではそれなりに定着しているマイナージャンルのひとつなのです。なんか文章がくどくなった。というのも、小説家になろうには投稿下限文字数がありまして、それが200文字なんですね。200文字以下の作品は投稿できない、だったら200文字以下の作品は小説とはいえないのか。と揶揄を込め紹介されたカテゴリとのことです。自分は当時なろうにいなかったので詳しいことは分かりませんが。。
 3月31日まで作品を募集し、現在は投票期間です。なんと総参加作品数281作品! はれて?てきすとぽいの伝説となったわけでした。谷津さんや参加者の方々が広めてくださったおかげです。ありがとうございます。
 5月1日になればランキングが表示されたり投票の内訳が開示されたりしますので、参加者の方はお楽しみに。ちなみに現在も投票ポイントの変動は常に表示されています。
 200文字小説の紹介者、谷津矢車さんの新作『蔦屋』も3月末に発売になりましたね。自分も時間があれば今週末には一気読みしたいなーと思っております。表紙がすげえかっこいい。中身も楽しみです。


■第6回お題執筆会
 主催企画その2。第6回、と書くとなんだかもうそんなに続けたのかーと感慨を誘ったりしますね。今回はお題を参加者さんから募る形にしてみました。参加者からお題を募る企画といえば「夏祭り」など有名ですね。現在、参加表明期間です。既に7人の参加が決まっています。これは過去最高の参加者数です。締め切りまでまだあと1か月ほどありますし、まだまだ増えるんじゃなかろうか。200コンといいこちらといい、なにかブームでも来てるのかしら、と思ってしまうういなさんです。なんのブーム?


「人は死んだら電柱になる」アンソロジー
 夏コミに参加する予定のアンソロジー企画です。「人は死んだら電柱になる」という設定だけを共有して作られる作品集です。その1作を書かせていただきます。初稿はすでに出来た。でもこれ作品まるまる没にするかもしれない。締め切りまでまだ2か月以上ありますので、じっくり良い作品を書き上げたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


第二回犯罪の出ないミステリー大賞
 企画に参加表明してきました。明快な企画タイトルが示している通り、犯罪を出さないでミステリー小説を書けという企画です。締め切りまであと半月ほど。予備のショートショートはできていますが、実はこの原稿まだ1文字も書けていません(汗)。まあ、どうにかなるさ……。
 この企画、参加者がすごい豪華なんです。どう豪華なのかは言いませんけどすごい豪華。またこの方たちと企画をご一緒することができて、本当にうれしい。そのためには原稿書かないと……。


■「ああ遺言は物語のように」p11-13更新
 えっ3ページ!? 一月の間に3ページも更新したの!? えっすごくね!? ういなさん偉い!
 語り場(後述)の効果がもろに現れているういなさんです。でも内容がすごく気に入らないことになっちゃった。後日、大幅修正を入れる予定です。


■テンミリ小説語り場
 第三回に入室参加しました。テンミリオン小説について語り合いをし、テンミリ小説板を活性化してやろうというチャット会。チャットは好きなので、そして小説について語るのも好きなので、ういなさんにとってバッチグーの企画なのですね。4月5日に第四回も開かれるそうです。第16回てきすとぽい杯と被ってしまってつらいところですが、ういなさんがいないと寂しい(意訳)と言われたからには入室せねばなるまいまい。なるまいまい。


第15回てきすとぽい杯
 に参加しました。毎月おなじみ1時間+15分の即興企画。今回のお題は「桜色」「なるはや」「マトリョーシカ」の三題でした。「マトリョーシカ」は第13回のときの作品でも使いましたからよっしゃあとか思ったりした。どうでもいいけど。
わたしの生きる道」という作品を投稿。個人的になにも考えずに文章を書くのが好きで、ストーリーを排他して、ただ文章そのものの流れを書きつらねていくとすごく楽しい気分になれるのですが、この作品はそういう作品でした。言葉の意味を排外できたのかと言われれば、答えはノーですが。それはともあれそんな変な作品を書いたおかげで、特別賞もいただけたみたいです。ありがとうございます。


即興二次小説
 で作品を書きはじめました。即興で、テンミリオンのショートショート。今月は30分の制限時間で「腐ったところてんの話」、15分の制限時間で「マゼンダの恋愛小説」「火災」の計3作を書きました。どうでもいいですけど、制限時間30分で書くより15分で書いたほうが文字数が多いです。計算が合わない。。
 ここを主な執筆環境として、テンミリショートショートを書き溜めていく予定です。およそ80作ほど集まればテンミリ小説板にスレ立てする予定。現在4作。いつになるかな……。


■星新一賞
 の結果が発表されました。入選された皆様おめでとうございます。受賞者がプロ作家だったのは驚きましたがw
 途中選考の結果は開示されないみたいですね。残念。
 落選した二作品は、頃合を見てサイトに公開する予定です。ういなさん執筆の共作のほうは、共作相手がKDPでご活躍されている方なので、ここだけの話もしかしてういなさんAmazonデビューとかあるのかな?とかちょっとわくわくしてましたけど、まあ金銭が関わると面倒なので。こちらもサイトに無料公開する予定です。
 どちらも、1作ときちんと向き合うことの苦手なういなさんの作品としてはありえないくらい推敲に推敲を重ねた作品です。一読の価値ありかもしれませんですよ!


■ハヤカワSFコンテスト
 に向けて長編を書いていたのですが、あえなく頓挫しました。3月になってからけっこう忙しかったので、2月には半ば諦めてはいたんですけど。今回も落としてしまった……。いつになったらここに出せるのかしら。どうでもいいけどここのサイト、今年も締め切り直前に見れなくなったのね……。罪なサイトね……。
 書いている内容自体は、扱っている題材的にここ数年の自分の集大成になりそうな作品でした。今年中にリベンジするつもりでいます。なんだかういなさん、長編を書いてるたびに集大成とか言ってる気がしますけどね。気のせいかな!



 まあ毎度のことながら文章乱れに乱れていますが、それは自分が気軽に書いているからで、気軽に書くことこそ続けていくコツだと思いますので、えーなにが言いたいのかと申しますと、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
 ではまた。

執筆プラン

最近、ある方からブログ読んでるよーみたいなこと仰っていただけて、えー読んでる方おったん!?ってなったりしました。全然更新してないのにごめんなさいねぇ。
まあそれとは関係なく、最近ちょっと書くべきもの書きたいものが山積みになっていまして、ちょっと整理しとかないと書きそびれが出ちゃうな、という事態になってきました。持ち歩いているダイアリー(兼ネタ帳)にいつもなら書き込んでいるんですが、読みやすさとブログ読者(架空ではなかった!)を優先して、ここに書いてみます。すべてタイトルは伏せ、どこに出すか、いつまでに書かないといけないか、を並べていきます。

・第二回犯罪の出ないミステリー大賞
 先日参加表明してきました。ミステリ書けない人がなにやってるの、といっても大丈夫。この企画についてはクリアできそうなプロットができましたから。ふふん。
 4月22日締め切り。だから初稿は遅くても4月12日には書きあげときたい。

・電柱アンソロジー
 夏コミに出すらしいアンソロジー。そのうちの1作品を書かせていただけることになりました。すごく気になっていた企画なので即決で参加表明出してましたがそれが功を奏した様子。締め切りは6月7日で余裕はだいぶありますが、企画が企画なので、力を入れて書きたいと思っています。現在執筆中。初稿がおよそ半分できた。このペースで3月中に書きあげておいて、しばらく寝かせることができれば。

・第6回お題執筆会
 こっちもまたいろんな意味で力を入れて書きたい。締め切りは5月13日。プロットは用意できているんですけどどうなるかなぁ。いままで主催してきた全6回の中で一番スリリングな執筆になりそうです。主催的な意味で。14日の正式発表を待て!


書いてみたら予想以上に少なくて逆に不安になってます。ほんとにこれだけなら余裕のはずなんだけどなぁ。なにか忘れてる気が……。


電柱初稿→犯罪初稿→電柱題2稿→犯罪完成稿→お題初稿→電柱第3稿または完成稿→お題完成稿、という流れでいけたらいいなぁ。この流れが終了し次第、次の長編を書き始めるつもりでいます。NOVAぽいも再始動したし。
あと、合間合間に「ああ遺言は物語のように」の続きを書いていく。第一章の最後らへんから出てくるあのキャラを早く登場させたいなと思いながら、1年以上経ってますけど、こっちは締め切りもなにもなく完全なマイペースでやっていくつもりです。でも最近の活性化の影響で2ページ以降に流れたくはないなと考えてしまう……。ぼちぼち更新ペースも上げていくかもしれません。上げていかないかもしれません。

あ、あと14日に、お題執筆会とはまた別に、一次創作の企画を開きます。この前ツイッターで、SFの企画開くよ!って予告しましたけど、それのことではなく、その準備運動みたいなものです。SFの企画は企画サイト作るべきか否か悩んでいるなう、です。

なんともまとまりのない記事になりましたが今回はこれにて。整理してみたらなんやういなさん余裕やん!
テンミリの同人誌企画もすごく気になってて、でももう余裕ないから無理や!って思ってたんですけど、検討しなおしてみようかな。

2014年2月活動まとめ

今月はいろいろ忙しかった。。2月活動まとめです。

短歌小説コンペ
 短歌の形式で小説を書いてみようという企画。
「エウロパ」と「むかしむか」の2作品を投稿しました。
 良いオチ要因になれたと思ったのに……。

■「ああ遺言は物語のように」p10更新
 予定終了ページが99ページなので、およそ10分の1を書き終えたことになります。
 いつかんけつできるのかなぁ。

■テンミリ小説語り場
 という企画に参加しました。こちらはテンミリオンで新しく開かれた企画で、これから定期的に開催していくようです。これは作品を募る企画ではなくて、作品に対する感想を募る企画。まあようするにチャット会です。テンミリオンで投稿された作品をみんなで語り合い、小説板を活性化させようじゃないかとのこと。今後に期待です。

■第5回お題執筆会 終了
 はいはい。第5回お題執筆会が無事終了しましたよ。
 第6回も近いうちに開くよ! お楽しみに!


なんだこのまとめ手抜き過ぎない……?とか思っちゃ嫌よ。
習慣化するためには必然的にいることなのである。はい。なんというか去年までは毎月15冊読むみたいなノルマがあったというのに1月に読んだのが9冊で2月に読んだのが4冊で、、とどうにも本調子になれない自分です。ではまた。

埃城コピーライトの年号表記について

埃城のコピーライト、年号をサイト再開設年である2013にしていたのですが、このたび、2006に変更しました。これは、サイト開設時ではなく、最古の作品の初出時を基準に出したほうが良いだろうという判断からのものです。たとえば拙作「おりじなる小説MAKER」は2010年にテンミリオンオリジナル小説投稿板に投稿した作品ですが、埃城に転載を開始したのは2013年です。埃城の中に限れば発表年は2013になりますが、それ以前から「おりじなる~」は自分に著作権があったわけですから、そのように表記したほうがいいかなと。ある作家のサイトを拝見したところ、サイト開設よりも数年早い年号が書かれていたので、そしてその作家の年齢と年号を逆算するにどうやら高校生のころのものも含んでいるようなので、それを参考にした次第です。
まあまずそんな昔の文章なんて載せるはずもないでしょうが。自分の処女作(2006年)は地球を脱出するスペースオペラの話なのですが、いつかリメイクしてやりたいなぁ、とも思ったりします。話がそれましたがまあそれはともあれ、「埃城」の開始年は2013年ですが、拙作著作権の開始年は最古のもので2006年になりますので、そのように表記するよう変更しました、という話でした。なんだか自分の底の浅さというかキャリアのなんたらが透けて見えちゃって嫌ね。
ではまた。

2014年1月活動まとめ

今年こそは習慣化したい活動まとめ。とりあえず1月分の活動報告です。

第13回てきすとぽい杯
 今回も参加しましたー。1時間15分の即興企画。
クマちゃん」というSFを投稿しました。登場人物五人以上、という変則的なお題に度肝ぬかれながらも、登場人物六人にしちゃいましたけど、なんとか完成させた作品です。今回はプロットを用意していなかったのですが、用意しているときぐらいの分量にできて、ふむふむこの一年の成果が出たのかーありがとうてきすとぽい杯!と思ったりしました。実際のところ、登場人物五人以上というお題のためだと思いますけどねー。この手のひらの上で踊らされてる感。

自作リライト王決定戦
 という企画に参加しました。自分の過去作をリライトするという企画。
 2012年に書いた「砂漠の蜻蛉はなにを喰う」をリライト、「砂海の蜻蛉はなにを食む」に改題して投稿しました。
 しかしこの企画、リライトするだけではないのです。そんなぬるい企画ではなかったのです。
 リポグラフ、ってありますよね。筒井康隆の「残像に口紅を」が有名かな。ほかにジョルジュ・ペレックの"La Disparition"などは、"e"を一切使用せずに書かれていますし、塩塚秀一郎によるその翻訳『煙滅』は「い段」を使用せず書かれています。要するに特定の文字や音の使用を禁止して、作品を書くというものです。「あ」が禁止されていれば「愛しています」とか登場人物に言わせられなくなります。「あい・らぶ・ゆー」もだめですね。「月がきれいですね」としか言えない。月がきれいですね。
 そしてなんとこの企画、「ま、ひ、そ、ら、て、け、ぬ、め、ゆ、お、へ、え、つ、す、く、や」の16音も禁止になっているのです! なにそれ厳しい! 鬼! 五十音順に並べられていないところにも悪意を感じます。
 ということで不自由すぎる日本語で書かれた作品を投稿したわけでした。とても読みにくい作品になってしまいましたが仕方ないのです!
 筒井康隆の偉大さを思い知るものです。あの作品、すごく読みやすかったもん。
 現在、評価期間です。不自由な日本語、ぜひご一読を。

ライトなラノベコンテスト
 11月に連載開始し、数話だけ投稿して放置していた本作。完結できそうになかったので、宣伝はしていなかったのですが、1月30日に一気に書き上げ完結できました。「わたし物語」という作品です。書いていてめちゃくちゃ楽しかったです。宣伝もしませんでしたし、更新頻度とかも皆無に等しいので、通過は厳しいでしょうが、そのおりには長編化して他の場所で連載してもいいな、と考えています。筆がとてもよく乗った題材でしたので。ういなさんこういうの好きなんだね。

■「ああ遺言は物語のように」p9更新
 2010年から連載している長編(予定)ファンタジー。およそ16か月ぶりに更新しました。16か月ぶりだよ……。
 今書いている長編が終わって、あともう一作くらい長編挟んだら、こっちに本格的に力入れてもいいかな、と考えています。まだまだ完結は先なのじゃ。

■草稿「物語について考える」更新
 このブログで不定期連載している創作論エッセイ、その「語り部について」という草稿を公開しました。本当は「語り部について・その2」も1月中に書きたかったのですが、気力がなかったんじゃ。こちらも本格始動はまだまだ先ですね。


公開している範囲内での活動は、以上です。
このほかに今、ハヤカワSFコンテストへ向けて、長編を書いています。3月から一気に忙しくなるので、2月半ばまでには書きあげないと厳しいのですが、ちょっと微妙……。今年も落としちゃうんかなー。
あと、星新一賞が最終審査に入りましたね。受賞作発表のさいには、一次、二次、三次の結果もあわせて公開してくれればなぁ、と期待を込めつつ。

ではまた。気力があれば来月もまとめ書きます。

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小伏史央(こぶせふみお)

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