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2015年5月活動まとめ

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埃城更新情報
 5月は長編「ぐだぐだ至上主義」を更新しました。005まで追加しています。
 2011年に書いた作品。掲載にあたり少しずつ書き直しています。読んでいて不安になる文章は意図してのものですが、少し演出不足な気も、演出過多な気も。

第8回お題執筆会
 企画終了しました。
(ブログ記事「第8回お題執筆会・企画終了/感想返信に代えて」2015.05.15)

テンミリオン道中
 フィンディルさんがテンミリオン小説板やご自身のブログで連載されている小説、「テンミリオン道中」。討伐隊が魔王を倒すまでの道中に焦点を当てて書かれ、毎週日曜日に欠かさず連載されているテンミリにおけるサザエさん的作品です。以前この作品にリクエストを送ったことがあるのですが、最新エピソードにてそれを書き上げてくださいました。キャラの掛け合いが楽しい実に道中らしいエピソードとなっています。
  こちら→テンミリオン道中(該当ページ)
 フィンディルさん、ありがとうございました!


以上です。
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第8回お題執筆会・企画終了/感想返信に代えて

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 第8回お題執筆会の投票が締め切られ、賞が決定しました。掲示板、小説板でも発表いたしましたが、結果は以下の通りです。

世界観賞:該当作品なし
ストーリー賞:「運命論と恋愛小説」
エンターテイメント賞:
消しゴムは全てをかっ消す
キャラクター賞:
鎧の男

発想力賞:鎧の男
描写力賞:
僕は消しゴムの跡を浚う
活用力賞:
僕は消しゴムの跡を浚う
最優秀賞:
僕は消しゴムの跡を浚う運命論と恋愛小説

(投票内訳はこちら→http://enq-maker.com/result/eG7tZzb
 最優秀賞が同数票で2作並ぶという結果となりました。どちらの作品も特に完成度が高く、それぞれ心を動かす力のある作品だったと思います。「僕は消しゴムの跡を浚う」はその上質なメタファーの数々が描写力賞を同時に勝ち取っていき、「運命論と恋愛小説」は新鮮で胸を突く恋愛ストーリーがストーリー賞も持っていきました。また、「僕は~」はお題・制限の使い方も優れていたため、活用力賞も獲得されています。ほか、安定した面白さを誇った「消しゴムは全てをかっ消す」がエンターテインメント賞を、拙作「鎧の男」がキャラクター賞と発想力賞を得ています。惜しくも受賞とならなかった「ブルーミング」も、モラトリアムを内面と外面から切り取った素敵な作品でした。
 今回、「アイコンを必ず使用」という制限のため、視覚的にも工夫をこらした作品が多かった印象でした。やはりテンミリ小説投稿板にしかない本文のスタイルといえば、テンミリキャラを模したアイコンの存在ですから、今回の企画でこのように華麗に活用されて、満足するラインナップだったと思います。また、お題のひとつ「第三の壁」は、自分が提出したお題となるのですが、この掴みどころの見つけづらいお題をみなさん良くぞ調理されているなと楽しかったです。ありがとうございました。
 さて、この発表をもって第8回お題執筆会は無事終了です。改めて、ご参加ありがとうございました!



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 前回に引き続き、今回も感想返信をするつもりはなかったのですが、今までにいただいたご感想で少し悔やみ入るところがあり、記録の意味も込めて少し私事を書くことにします。拙作「鎧の男」についです。
 この作品はキャラクター「ジルバ」の“鎧”というものの意味について再解釈した、キャラクター造形に重きを置いた二次創作として書きましたが、それとはまた別に、実験的な要素も含んでいました。ツイッターではあれこれ語っていましたから、ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、「あなた」を一人称として書く、というものです。
 ご存じのとおり、「あなた」は二人称の代名詞として用いられている単語です。しかしその単語を、「私」や「俺」と同じような“一”人称として使うとどうなるか。その結果に期待して書いたのが本作でした。
 どんな文が生まれたかは本文をお読みいただくとして、個人的に、実験とは別の部分で悔しい思いをしてしまう結果となってしまいました。いえ、実験とは別の部分とはいえ、その部分のために、実験が被害を受けている、というような。
 ネタバレとなりますが、2ページ目において、リンが手紙を書く場面があります。手紙の文面と、リンの独り言で物語は幕を閉じるのですが、このページが、推敲不足だった。
お手紙書くのって、難しい」とリンが語っている通り、手紙は未完成で、途中から途切れているのですが、この途切れた先は、“消しゴムで消した”ように見せようという意図がありました。散りばめたピリオドはその消し残しを表現しているつもりでした。しかし、そこに句点も残してしまったために、視覚的に消しゴムで消したように見るには無理があるようになっていたようです。また、手紙の途切れた最後を「あなたは」で終わらせたのも、誤解を生む要因となっていたと思います。自分の意図としては、1ページ目の一人称(ジルバ視点)の「あなた」と、2ページ目の二人称(リン視点)の「あなた」の差異を対比として見せたかった。そしてリンが「難し」くて書けなかった「あなたは」の続きを、リンの知り及ばなかったジルバの内面を、ジルバ視点の「あなた=私」が代弁する、というのが理想の形でした。しかし「あなたは」の続きがそのまま1ページ目の本文に直結するようにも見えてしまって、それらの視点が同一人物だという印象を持たせてしまった。区別できるように手紙の部分はリンの文体が見られるように意識しましたが、足りなかった。手紙の内容としてみると無理があるとご感想でも言及されていましたが、元々1ページ目の地文はリンの視点として書いていませんでしたから、当然のことです。それにリンの視点とすると実験自体が成り立たなくなってしまいますから。
 あれこれと書いてしまいましたが、やはり発展途上。一人称「あなた」と二人称「あなた」の混在は、もっと明快に区別して書かないと混同されるばかりのようです。
 

2015年4月活動まとめ

3月のお休みを挟みまして、4月の活動まとめですー。

埃城更新情報
 4月は「Psychoactive Love」を公開しました。2012年に小説家になろうに掲載した、全3編による詩集です。詩というより歌詞のような作品となっており、poetrieの非poetryたるところを見せている作品だと思っています。まあそれはともあれ。
 掲載にあたり、いろいろと手を加えました。例えば「B面/Psychoactive Love」は、初出時は☆や♪を多用したおちゃらけた作品だったのですが、今回その一切を排し雰囲気を一貫させています。また、「A面/そして光は灰になる」というタイトルにある「光」は、初出時は「希望」でした。
 目次のいかにもなテキストサイトっぽさは仕様です。仕様ですとも。仕様です。

新時代(新しいテンミリショートショート集)
 4月は「緊急ジルバ速報」「罪状」「Twelve colors, a Twelveth present.」の3作品を投稿しました。
「緊急ジルバ速報」は4月1日のエイプリルフールネタ作品。今年もやはり準備していなかったのですが、ツイッターで紹介されるテンミリクラスタさんたちのネタラッシュに乗り、勢いで書いた作品です。
「Twelve~」は昨年に自分が企画した12th記念リレー小説。ツイッターでも述べましたが、掲示板のものをそのままコピペしたら改行されている扱いになったので、そのとおりのレイアウトで投稿しました。
「罪状」は近頃ういなさんが凝っている実験小説のひとつ、“額縁小説”というジャンルの作品です。もう一作「錠剤」というタイトルで4月中に投稿する予定だったのですが、間に合いませんまでした。

■第8回お題執筆会
「鎧の男」で参加しています。
 現在、投票期間(ブログ記事「第8回お題執筆会 投票受付開始のお知らせ」2015.04.25)。

第26回てきすとぽい杯
(ブログ記事「第26回てきすとぽい杯」2015.04.17)
 投票終了しました。拙作「ちこちゃんの話」は5位でした。地球○個分かというお題の中で、2リットルペットボトルが地球3.3×10^-4個分になるなど小さいものを地球規模で換算するのはなかなか楽しかったです。制限時間のなか電卓たくたく。

「#マンガになれ」コンテスト
 漫画の原案をツイートで募集するコンテスト。自分も3案投稿しました。自分の案はいずれも落選となりましたが、フォロワーさんが見事大賞を受賞されました! めでたい!
 また、受賞された原案をもとにした漫画作品を募集するコンテストが、現在開催中です。興味がおありの方はぜひぜひ。
 落選した3案は小説としても読める形式にしましたので、近いうちに埃城の超掌編カテゴリにまとめる予定です。また、サイトとしても少し感じのいいものを掴んだので、主催サイトのメディバンに会員登録をしました。また具体的なプランはありませんが、こちらにも作品を投稿しようと思っています。

■4コマ漫画の紹介(だぶしっ)
 武田部さんが、拙作「エリス・イン・腐った川辺」の人物の容姿を使ってくださいました。
(ブログ記事「続・4コマ漫画の紹介です」2015.04.26)

即興二次小説
 いつもお世話になっている即興小説サイト。4月はそれぞれ15分の制限時間で、「走れない」「色欲」の2作を執筆しました。

以上です。

続・4コマ漫画の紹介です

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 以前拙作「エリス・イン・腐った川辺」の4コマ漫画でエリスの容姿を使ってくださった武田部さんが、今度はアリスの容姿を使ってくださいました! 二度もありがとうございます!
 拙作では主人公エリスと対の存在であるアリス。ショート(髪型)のエリスに対し、アリスはロング(髪型)なのですが、そこを気に入ってくださったようです。

 こちら☆→「お題4コマその3」(だぶしっ)

 4コマ漫画ではアリスとアマデウスの素敵な関係性が付け加えられ、ロングヘアのアマデウス様が描かれています。こんなにものすごく強く女性らしいアマデウスは想像していなかったので、とても刺激になりました。これはアリスじゃなくても憧れますね。ういなさんも辞世の句を詠ませられたい。幼少ミドリもいたずらっ子アリスも可愛いです。
 また言葉の意味合いをうまく使ったオチも、前回の4コマ漫画の甘い(甘い?)お菓子を想起させるものがあり、その点でも対になっていて上手いなと思った次第。うまうま。

 二度もイラスト化していただき、この作品も作者の自分自身も本当に幸せ者です。視覚的に飛び出てきた彼らの容姿を見ていると、作品自体への愛着も湧いてきます。拙作「エリス~」は本来のプロットの後半部分を省略して完成ということにしているのですが、こう愛着が湧いてくると、きちんと後半も形にしたくなってきますね(現状言うは易しの状態ですが……)。
 創作意欲もキャラの妄想も掻き立てられる、素敵な4コマでした。武田部さん、ありがとうございました!

第8回お題執筆会 投票受付開始のお知らせ

第8回お題執筆会の投票期間が始まりました。
 予定よりも一週間延長し、5月10日まで投票を受け付けます。

 投票所はこちら→http://enq-maker.com/eG7tZzb
 作品一覧はこちら(目次)→http://cosmo.deci.jp/shiftup/flash/sim/newbbs/patio.cgi?mode=view&no=20019&p2=1&p=4

 投票結果をもとに、賞を決定する予定です。

 参加者以外の投票ももちろん受け付けております。
 たくさんのご投票よろしくお願いします!

第26回てきすとぽい杯

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 久しぶりにてきすとぽい杯に参加しました。
 てきすとぽい杯とは、1時間15分の制限時間の中で、出されたお題をもとに小説を書くという企画。第26回は4月11日に開催され、現在、投票期間です(投票によってランキング・賞が決定されます)。

 今回のお題は「地球__個分」。1時間以上の即興が久々だったということもあり、うまく発想を転換させることもできないまま、2リットルのペットボトルを地球何個分の質量か計算したり、生まれて間もない子犬の年齢を地球の推定年齢で割ってみたりした掌編「ちこちゃんの話」を投稿しました。

 限られた時間の中で、まるでライブのように創作をする感覚には、癖になるものを感じます。実際、持久力よりも瞬発力が求められるので、孤独な創作とは別の筋肉を使うもの。掌編とも一線を画する、即興小説の魅力を、再度感じさせてくれる企画でした。


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※今年は企画の参加数も多くはないはずなので、月末にまとめてではなく、企画に参加するごとにその記事を書くスタイルに変更しました。
※それとはまた別の理由で、3月の活動まとめはお休みします。4月は書くつもり。きっと書くつもり。

愚痴

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 今週初めに、小説作品やその関連物を保存しているUSBメモリのデータが破損しました。USBメモリが破損するのは2011年以来2回目のことですが、この精神的消耗にはやはり慣れません。
 幸い、二重にバックアップをとっていたので、小説作品のデータはほとんど被害を受けませんでした。執筆中の長編作品の直近数日分が消えた程度です。

 小説作品のダメージは少なかったですが、一時的にUSBメモリにだけ保存していたデータはなくなってしまいました。ちょっとした掌編の草稿や、書きかけだった感想などです。

 それとはまた関係ない(関係はある)んですが、リアルの事情でいろいろあったこともあり、モチベーションはだいぶ低い状態です。ぐちぐち。
 のんびりやっていきます。

疑問符・感嘆符直後の空白と三点リーダについて

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 疑問符や感嘆符などの記号の後には空白を入れる。出版物でよく推奨されているという表記ルールです。最近Webではむしろ空けないルールを採用しているメディアや作者もいらっしゃいますし、今回その是非については考えませんが、自分は前者のルールを採用して執筆しています。そのほうが個人的に見やすいからです。
 しかし、記号の後に空白を入れず、詰めたほうが読みやすいという方もいらっしゃいます。また行末のぶら下げがなされにくい小説投稿サイトなどのレイアウトでは、記号の後に空白を入れると、つながっているはずの段落が二つに分割されているように見えてしまうこともあるようです。
 ではなぜ小伏は、上記の問題点を無視して、「個人的に見やすいから」という理由だけで空白を空けているのか。以下の二つの文を見比べてみてください。

A. 私は美しい? 本を捨てる。
B. 私は美しい?本を捨てる。

 どちらも1「私は自分が美しいか否かを何者かに訊き、そして本を捨てる」、2「美しいといわれているらしい本を私は捨てる」の二通りの意味にとれる悪文です。しかしこの二つの悪文の中で、より文意の区切りがわかりやすいのはどちらでしょうか。
 Bが一定間隔で文字が連なっているのに対し、Aは疑問符直後の空白によって、視覚的な区切りが施されています。これは、関連する情報のグループを視覚的にも分類分けする、デザインでいうところの「近接」の原則と似ています(Robin Williams「ノンデザイナーズ・デザインブック」)。「私は美しい?」と「本を捨てる」を空白によって要素分けしているのです。そうなることによって、視覚的に、Aの悪文は1の意味がより強まった印象に捉えることができるでしょう。文章の中に組み込まれれば、悪文として見られることもないかもしれません。

 要するに記号の直後に空けられる空白というのは、句点の役割を持っているのではないか、と思うのです。「私は美しい?。本を捨てる。」こうなるともはや完全に二文にグループ分けされます。
 微妙な差異ではありますが、この視覚的な違いから、Web環境でも空白は空けるようにしているのです。


 さて、では記号の直後に、三点リーダやダッシュが続いたらどうしますか?

A. 私は美しい? ……本を捨てる。
B. 私は美しい?……本を捨てる。

 先に言っておきますと、自分はこの場合に限り空白を空けていません。これもまた、そのほうが個人的に見やすいからです。
 記号の後に三点リーダが来た場合に、空白を空けるか否か。これはWeb以前に、紙の出版物の時点で違いが見受けられました。空白を空けている書籍もあれば、空けていない書籍もあるのです。
 空白を空けていない小説作品として、安倍公房の「砂の女」を挙げてみましょう。少し引用します。
ちょっと、不真面目な印象をあたえすぎるんじゃないですか?……そうでしょうか?……いくら強烈な体験であっても、(中略)せっかくの体験が泣いてしまいますよ……畜生!……なんです?……どこかで下水の掃除をやっているのかな? それとも、廊下にまいた消毒液と、先生の口から出るにんにくの分解物とが
-安倍公房 1981, 『砂の女』, 新潮文庫, p.107
 ご覧のとおり、疑問符・感嘆符の後に来た三点リーダは、そのままつなげて書かれています。後ろに「それとも」が続いている部分の場合では、疑問符の後に空白が入っていますから、無造作に空白を詰めていたわけでないこともおわかりになると思います。
 この作品の特徴として、疑問符・感嘆符+三点リーダの記述が多く見受けられる点があげられますが、ではもしこの文章がすべて記号の後に空白を入れていたとしたらどう見えるでしょう。
 引用ですので実際に空白を書き加えて見比べることは控えますが、テキストファイルなり開いて試してみられるのも良いと思います。結論から言うと、疑問符・感嘆符+三点リーダの記述が多ければ多いほど、そしてその頻度が高ければ高いほど、空白が入ると読みにくくなります。
 先ほど「近接」の原則を話に出しましたが、前述の「私は美しい~」の比較とは逆に、こちらはグループが分割されすぎるがために、読みにくくなるのです。上記の引用文の疑問符・感嘆符をすべて句点に置き換えてみてください。いちいち文の始まりに三点リーダが入るくどい文章になったことかと思います。ではそこから句点を省いてみてください。文意も見た目もおかしくはなりませんし、むしろすっきりしたとは思いませんか? 先ほども述べましたようにこの空白とは句点の役割といえるのですから、以下のような違いになっているのです。

A. 私は美しい。……本を捨てる。
B. 私は美しい……本を捨てる。

 個人の印象といわれればそれまでかもしれませんし、ことに三点リーダやダッシュを使用する際は、その直前直後の句読点はあってもなくても問題ありません。しかし上記のような違いがあるのではないのかと個人的には考えており、そのために「個人的に見やすい」空白なしのほうをこの場合採用しています。


 私事ですが、数年前某所に拙作を掲載していただいたとき、本文の校正をしていただいたことがあります。その際誤字や誤用などを修正していただいたのですが、疑問符の後空白をいれずに三点リーダを続けていたところに、空白を入れられて公開されてしまい、少し悔しい思いをしました。些細な点ですし、校正が入ることには事前に同意していましたので、文句は言えないのですが、こういう微細な点にも作者の意図が含められていることがあるということは、理解してもらいたいものです。
 自由なアマチュア作家だから言えることなのかもしれませんけどね。

2015年2月活動まとめ

埃城更新情報
・掌編「会員登録」を公開しました。2012年に書いた作品です。
・先月にポップアップが表示されないよう仕様変更した「コピー禁止」について、Aboutページに加筆しました。また、無断転載禁止の英語表記も追加。本当は全ページにつけるべきなんですけどね……。

新時代(新しいテンミリショートショート集)
 今月は「エビフライの作り方」「航空機のぼやき」「しかばねのそばで〈光〉」の3作品を投稿しました。
 しかばね〈光〉は、しかばね三部作の完結作になります。一応ピリオドを打つことはできましたが、正直に言って恥ずかしい出来となってしまいました。時間を置いてから、三本の掌編としてではなく、一本の短編として作り直そうと考えています。
 またこの三部作は、チャット式甘美な死骸ゲーム「甘美なテンミリ」で作成された文をお題にさせていただいています。初出一覧にも紹介していますが、今回使用させていただいた文は以下の通りです。
●もう戦わなくていいのね。溢れる涙を止めようともせずマゼンダは。            。意識がはじけ飛 。なんで。生き くちゃ。生き  。(u17&ろざりお)
●割れた大地。崩れた城壁。魔王の死骸。……仲間の。ひとひらの哀しみを添えて。笑って。(フィンディル&u17)
●母なる大樹。アマゾネスの命を司る大樹の木肌に、そっと手をあてるミドリ。そして一人全て負へと逆流する空間を作り出す。悪しき魔法の坩堝。もうすぐ魔王が生まれる。(フィンディル&u17)
●雨が止む、差す光。ブロントは足元に広がる暗闇を見下ろす。もうすぐそっちにいくよ。(u17&せせせ)
●僕を映しこんだ常闇の瞳。生きる。自分を信じてくれる人のため、そして……仲間の犠牲を無駄にしないためにも。(りゅう&梓杜)

■4コマ漫画(紹介)
 武田部さんが拙作「エリス・イン・腐った川辺」のキャラクター容姿を4コマ漫画で利用してくださいました。
 詳しくはこちらの記事をどうぞ。


■物語について考える(草稿)
 このブログにて不定期連載している創作論考エッセイ。久々に記事を追加しました。
 こちら→「プロットあれこれ

即興二次小説
 15分の制限時間で、「青い頭の幽霊の」を執筆しました。


 以上です。

プロットあれこれ

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 自分のプロットの作り方を紹介します。
 自分なりの主なプロット作成手順は、以下の通りです。

1.頭のなかで常に漂ってるアイディアたちが何らかの拍子で閃きに変わる!!ドドン
2.閃いた設定やストーリーラインを文字に書き起こす(プロット)
3.本文を書き起こす(原稿)

 めっちゃ普通やな。ということで実例をいくつか。

管理人

小伏史央(こぶせふみお)

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