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2017年版「未完成の作品、羅列してみた。」

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「小説家になろう」には"活動報告"と呼ばれるブログ機能がありまして。ちょっとファイルの探し物をするついでに自分の活動報告を読み返してみたところ、「未完成の作品、羅列してみた。 」という面白そうな記事が出てきました。2011年5月4日の記事です。
「虹色マフラー」や「妖精が創った人形」、「ラジカルガール」など懐かしいタイトルが並んでいたのですが、その中にこんなものが!
・「ああ遺言は物語のように」
 2010年12月からテンミリオン小説投稿板にて連載。二次創作。
 順調に制作が進んでいる。2011年中には完結する模様。

 2017年になっても完結してへんがな。
 順調に制作が進んでいる(キリッ)とか書いてありますが全然進んでいません。10分の1くらいしか書けていません。だめだこりゃ。
 ということなので、2017年6月現在の未完成作品リストを作ってみたくなりました。未完成といっても、未公開のものはもちろん除きます。一度公開はしたんだけど、まだ完成していないって作品のリストですね。
 ということで善は急げ。以下2017年版未完成リストです。


・「ああ遺言は物語のように」
 2010年にテンミリオン小説投稿板で連載開始。
 現在、再開準備中。とは名ばかりに長いこと放置しています。
 定期連載にしたいので、再開は初稿がある程度できてからだなと思っています。


・「虹色マフラー」
 2010年に小説家になろうで連載開始。現在削除済み。
 今の自分なら簡単に書けるんじゃないかな。ひとがたくさんしぬ素直なホラー作品です。
 こんなリストに載せるくらいならすぐにでも書いてしまいたい。いますぐ書くとは言っていない。


・「シミュラクール・フェミニクール」
 2014年に小説家になろうで連載開始。yourSF参加作品(選外)。
 ザ・見切り発車連載。結末は決めているのですが途中のプロットがスカスカです。
 企画運営中は1000文字程度のプロローグしか書けませんでした。むしろなぜいけると思ったのか。
 アイディア自体は気に入っているので、少しずつでも書き進めてあげたいですね。


・「隊長のブルース」
 2015年にテンミリオン小説投稿板で連載開始。現在、再開準備中。
 1ページあたり40文字×34行の原稿用紙ジャスト1枚で、全100ページで完成させるという縛りで執筆していたのですが、これが想像以上に難しく、70ページあたりで更新を停止しました。同じ縛りで「ぐだぐだ至上主義」を書いたときはすごく楽だったのになぜだ……。
 最後まで書き上げ、分量を調整してから連載再開する予定です。(ちなみに40文字×34行はMFPの名残。)
 今年中の完成が目標ですが、文章のあまりの拙さに読み返すのが苦痛で、なかなか筆が進まないのが苦しいところ。


 以上です。
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「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
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2019年からのノットレコーディッドSHOW


 6月10日に長編「2019年からのノットレコーディッドSHOW」をテンミリ小説板に投稿しました。
 本編全99ページ、11万4千文字、テミとマゼンダのお話です。

 もう投稿から2週間ちかく経ってしまいましたね。
 正直な話をすると、どうやって告知をしようものかとずっと悩んでいました。某アイドル研究会の解散ライブのように事実だけを淡々と述べて告知するのが、この作品を魅せるための最適な方法だとは思うのですが、単調な告知自体は以前もやったことがありますし、そもそも自分はアイドルではないので、あまり面白みがない。だからといって作者の口から"こんな作品だ"というのは控えたい。ほのめかすのも良い手ではない。と、あれやこれやとこのブログ記事を捏ね繰り回している間に、2週間もの時間が経っていたのでした。
 そこで考えた結果、どんなことをした作品であるかではなく、どんなことをしなかった作品かを、ここでは紹介することにしました。というのも本作には没にした案や文章、書くつもりだったのになぜか書き込めなかったアイディアなどが多数ありまして、それらの"しなかったこと"の一部をお見せするだけでも、充分に作品の雰囲気を掴んでいただけるのではないかなと思います。なにをしたかではなく、なにをしなかったかで語れ。というやつですね。」

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 という感じのブログ記事を思いつくまま気の向くままに書いていたのですが没にしました。
 なにをしなかったかを含めて、作者が語ってしまうのは毒ですから。危ないところでしたね。


 ところで先日、映画「美しい星」を観てきました。小説の内容を非常に巧く現代化・映像化されていたと思います。家族のうちのある1人について大きく変更させている部分があって、そこに小説ではなく映画として魅せるための英断を感じました。またBGMも素晴らしかったですね。
「2019年~」の投稿作業が終わらない限り絶対に観てはいけないぞ、でも終わったら絶対に観にいこうと思っていた映画だったので、公開中に投稿が間に合ってホッとしています。


思案中・お題執筆会の感想レベルについて

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 先日ツイッターでもお話しましたが、お題執筆会の「感想レベル」について、呼称を変更しようと考えています。第9回の打ち上げチャット会のときにご要望をいただきまして、現在、良い代替案を考えているところです。
 感想レベルの何が問題なのかというと、「辛口」が「甘口~辛口すべて」を内包した呼称である、というのがわかりにくいこと。「辛口希望」というとどうしても厳しい感想を求められているように見えてしまいますが、お題会の基準としましては、「どんなに厳しい感想でも、どんなに"甘い"感想でも受け付ける」という意味合いで使用しています。この呼称がややこしく、特にリアルタイムのやり取りが求められるチャットでは誤解を生みやすいようです。
 後日主催者間で話し合う際参照しやすいように、ツイッターで出た案の一部を以下にまとめておきます。案を出してくださったフィンディルさんとしゃんさん、ご協力ありがとうございました。


●「甘口」「中辛」「辛口」に代わる、「○○レベル」案
・ジルバレベル、ブロントレベル、リンレベル――フィンさんより
・公園レベル、グラウンドレベル、スタジアムレベル――フィンさんより
・鉄の弓レベル、ミスリルの弓レベル、ボウガンレベル
・ショートケーキ、チョコ柿ピー、ブータン料理――しゃんさんより
・「甘口」、「甘口と中辛」、「甘口と中辛と辛口」――フィンさんより
・どんな感想でもいいよレベル、指摘は欲しいけどちょっとは遠慮してよねレベル、とにかく褒めてレベル


●「順序を変えるだけでも伝わるところはあるかも」案――フィンさんより
現在
甘口:甘口しか受け付けない
中辛:甘口~中辛程度までは受け付ける
辛口:誹謗中傷でない限り、どんな感想も受け付ける

改善案
辛口:誹謗中傷でない限り、どんな感想も受け付ける
中辛:甘口~中辛程度までは受け付ける
甘口:甘口しか受け付けない


●「制限レベル」案
制限大:感想を書く際、指摘はご遠慮ください。(現「甘口」)
制限中:感想を書く際、指摘はある程度控えてください。(現「中辛」)
制限小:制限はありません。(現「辛口」)


●「感想タイプ」案
Aタイプ:誹謗中傷などでない限り、べた褒めでも激辛でも受け付ける。自由に感想を書いてほしい。(現「辛口」)
Bタイプ:ちょっとは指摘もしてほしいけど、あまり厳しい感想は書かれたくない。(現「中辛」)
Cタイプ:指摘してほしくない。とにかく良いところを褒めてほしい。(現「甘口」)


 今のところ以上です。
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6月23日一部表現を修正しました。

ロマンチック(オート)・ロック/把手のない家

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 諸事情により掌編集から取り下げていた「ロマンチック(オート)・ロック/把手のない家」を再投稿しました。
 というのも、本作は第2回ショートショート大賞に応募していました。結果は落選となり諸事情が終わりましたので、元の場所に戻した次第です。

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第10回お題執筆会 募集再開のお知らせ

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 延期していた第10回お題執筆会の参加者募集を、今月3日から再開しています。
 お時間合う方はぜひテンミリ小説書いてワイワイしましょう。
 以下企画概要。


*お題執筆会とは?
お題をもとにゲーム「テンミリオン」の二次創作小説を書く企画です。
投稿後には感想を書きあう期間もあります。
部門ごとの投票も行い、簡単な賞が与えられることも!


*開催期間
参加表明期間:6月3日(土)~7月8日(土)
作品投稿期間:7月9日(日)~7月22日(土)
感想投票期間:7月23日(日)~8月5日(土)


*作品概要
今回のお題は【声】と【砂漠】です。
この2つを組み合わせて小説を書き上げてください。
分量は5ページまで。他に制限はありません。


*募集人数
今回の募集人数は【3人】。
基本的に先着順ですが、完成原稿があると報告された方が優先されます。
原稿を書き上げた方は、テンミリ掲示板の企画スレッドにご報告をお願いします。
ご報告は参加表明と同時でも、別々でも構いません。


*企画の簡単な流れ
・参加表明期間(5週間)
 企画スレッドに参加表明。

・作品投稿期間(2週間)
 小説を「新・お題執筆会」の感想欄に投稿。

・感想投票期間(2週間)
 感想欄に各作品の感想を投稿&投票フォームで投票。

・結果発表
 票を集計し賞を決定。企画終了。

※企画終了後に参加自由の打ち上げチャット会を開く予定です。


*感想レベル
参加表明の際、感想レベルの指定もお願いします。
感想レベルには甘口・中辛・辛口の3種類があります。
参加者は感想を書く際、各参加者が指定された感想レベルを参考にしてください。

甘口:甘口しか受け付けない
中辛:甘口~中辛程度までは受け付ける
辛口:誹謗中傷でない限り、どんな感想も受け付ける

※辛口基準の「どんな感想も受け付ける」とは、「どんなに"甘い"感想でも受け付ける」という意味も含みます。辛口希望の参加者に、必ずしも厳しい感想を書く必要はありません。



 より詳しい内容はテンミリ掲示板ならびに小説板の「新・お題執筆会」をご覧ください。
 参加表明もテンミリ掲示板で受け付けております。
 小説書いてワイワイしましょう! ご参加お待ちしております。

埃城更新情報:2017.05.23

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 以下の1作品をサイトに公開しました。

・掌編「ちこちゃんの話」(2015)

「ちこちゃんの話」は、第26回てきすとぽい杯参加作品。「地球__個分」の空欄を埋めて使用するというお題でした。いろいろとひねてくる参加者も大勢いらっしゃるだろうなとは思いつつも、思いつかず、直球で地球何個分かの計算をして出してみたら案外被らなかったという作品です。

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新しくブログを作って30分で削除した話

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 記事タイトルで要約できてしまって書く本文がない……。
 私事ですが、もうひとつブログを設けようかなーと、考えていました(過去形)。
 感想一本に絞ったブログが欲しいとか、連載用のブログが欲しいとか、なんとか。それで実際に某ブログサービスでひとつ作ってみて、最初の記事を書くまでに至ったのですが、そこまできて「なんか思ってたんと違う……」ってなり。
 開設30分であい退会となったのでした。

 感想一本に絞ったブログといっても、実際一本に絞れるほどたくさん感想書くかというとそうではないんですよね。グルメアンソロの感想も残り3分の2お待たせしちゃってますし(ごめんなさい)。ただ映画の感想やCDの感想や漫画の感想を、小伏の創作活動とごっちゃにして載せるのが不格好だなぁという意識だけはある。
 あと主にテンミリ小説板に基づく発想なんですけど、テンミリ長編の連載ってテンミリ小説板でやるには自分にとっては不都合で。一旦別の場所で連載したいという気持ちはあるんですけど、それをこのブログでやるのはさすがにごっちゃになりすぎて厳しい。
 だったらもう新天地だ! 国家分裂だ! という気持ちをわりと数か月間くすぶらせていたのですが、いざ開設してみたらものの30分で心折れました。悲しいね。

 複数のブログを管理していく気力もないことに気付きましたし、ひとつのブログ(ここ)をもう少しよりよい空間にしていく工夫が必要なのかもな、と、思ったわけでした。
 もともとは複数ブログを作るわけではなくて、ひとつのブログを区画分けして、ひとつなんだけど複数のトップページを持っているような方向で考えていたんですけど、忍者ブログの「ページ」機能って意外と融通利かないのね。まあそこまでわがまま言うならブログじゃなくて一から作れよという話ですし。

 なにかいい方法、ありませんかねえ。

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第10回お題執筆会、6月に募集開始! おかげさまで5周年!

第10回お題執筆会 延期のお知らせ・開催予告

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参加者数の不足のため、第10回お題執筆会を延期します。
6月にあらためてテンミリ掲示板にて参加者を募集し、7月頃に投稿期間を開始する予定です。

お題は「声」「砂漠」の2題をそのまま引き継ぐつもりです。
参加をお考えの方は、前もって作品を用意してくださって構いません。

お題執筆会とは:
お題をもとに5ページ以内のテンミリ二次小説を書き、感想投稿・投票を行う企画です。
募集する作品のジャンルは不問で、第9回までに投稿されている作品は恋愛小説やアクション小説、前衛小説、ゲームブックなど様々。
とにかく褒めちぎる甘口感想から遠慮なしの辛口感想まで、感想を書く際の程度を希望することもできます。投票により賞が与えられることも!
詳しくは小説投稿板のスレッド「新・お題執筆会」をご参照ください。

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#読書週間だからRTといいねの数だけ好きな本を紹介しよう(2016.10.28)

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 去年2016年の10月28日から数日間にかけて、Twitterで実施した書籍レビュー企画、「#読書週間だからRTといいねの数だけ好きな本を紹介しよう」。Twitterの海に流しておくままなのももったいないので、このとき投稿したレビューをここに転載します。
 すべて1ツイート(140文字)以内でまとめているので短いです。ネタバレには配慮しているつもり。
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Robin Williams「ノンデザイナーズ・デザインブック」
デザイナーではない人のためのデザイン指南書。つまり素人のための入門書。デザインの4つの基本原則が紹介されている。基本的なことなのに、これを読むまでその基本的な視点を持っていなかった。例も多くてわかりやすい。


橋元淳一郎「0と1から意識は生まれるか――意識・時間・実在をめぐるハッシー式思考実験」(ハヤカワ文庫NF)
宣伝文句に「極上科学漫才」と書かれている通り、面白くわかりやすい。葉緑体人間や人工生命の自己意識、時間と空間の実在についてなどの思考実験。創作的刺激に満ちた一冊。


保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」(中公文庫)
入門といっても、既に何作も創作している人が行き詰まった時に「小説」に立ち返るために読む本かなと思う。読んだときはいろいろと救われた。また読み返すだろうなと思う。


アイザック・アシモフ「生命と非生命のあいだ」(ハヤカワ文庫NF)
アシモフの科学エッセイ。生命と非生命の境界線を論じる話は第一部のみで、天体や未来予想、ひいてはSF論についてなどユーモラスに話を発展させている。すごい内容量で、これ一冊でお腹一杯になること請け合い。

ここからは小説の紹介。
フランク・シェッツィング「深海のYrr」(ハヤカワ文庫NV)
おだやかな前半から、後半へと急加速する怒涛の展開に舌を巻く。海流や生態など背景がとにかく緻密で、作品世界にのめり込まれる。そのぶん科学的蘊蓄が多量に盛り込まれていて、その手の叙述も楽しめる方にとてもおすすめ。


A. ベリャーエフ「ドウエル教授の首」(創元SF文庫)
言わずと知れた名作古典SF。だけどもこれを紹介せずにはいられない。 アクションありロマンスありとエンタメしているソ連SF。なんといっても首だけとなった人間とのやり取りが印象的。初めて読んだときは終わり方に驚いた。


小川一水「老ヴォールの惑星」(ハヤカワ文庫JA)
限られた水と食糧で迷宮に閉じ込められた人々の極限のやり取りを描いた「ギャルナフカの迷宮」、海ばかりの星に取り残された「漂った男」など、良作揃いの短編集。ある木星型惑星に棲む生命体を描いた表題作が、非常に有機的で特に好み。


クリストファー・プリースト「魔法」(ハヤカワ文庫FT)
いつの間にか術中に嵌っている。記憶喪失のグレイが、失った期間のスーザンとのラブロマンスを取り戻していく話……かと思いきや、最後の最後で恐ろしく緻密な構造が明らかになる。この驚きはそう得られるものではない。おすすめ。


六冬和生「みずは無間」(早川書房)
探査機のAIに転写された男の自我が、恋人みずはとの記憶に苛まれながら果てしない宇宙探査を続ける話。探査機が宇宙を放浪するという内容をここまで面白く、そして恐ろしく書けるとは。意欲作。※文庫版も出てます。


円山まどか「自殺者の森」(講談社BOX)
自殺した人間は地獄で木の姿となり植えられる。自殺者の森を管理する少女と、自殺する運命にあるという人々との物語。自殺という題材を扱いながら、恋愛色高めで外に開いた内容になっているのがすごい。文体も好み。


ジェイムズ・バイロン・ハギンズ「凶獣リヴァイアサン」(創元SF文庫)
生物兵器の申し子ミリタリーモンスターパニックSF。とにかく熱い。これでもかというほど熱い。特に斧で対戦する大男トールの場面は白眉。


山本弘「名被害者・一条(仮名)の事件簿」(講談社ノベルス)
ホームズのような名探偵もルパンのような名犯人も巷には溢れている、では名被害者は? という発想の勝利。だけに留まらず、内容もコメディ要素満載。パロディネタが好きな方におすすめ。


伴名練「少女禁区」(角川ホラー文庫)
心温まるホラー。異色な恋愛小説と見たほうが近いかもしれない。併録「Chocolate blood, biscuit hearts.」は自分のリアルタイムの行動をさながら今話題のVRのような形で配信できる世界で、姉弟の悲劇を描いている。


滝川廉治「テルミー」(集英社スーパーダッシュ文庫)
物語が始まったときには既に、高校生26名がバス事故により命を落としている。事故の唯一の生存者、鬼塚輝美は、彼らの魂をその身に背負い一人一人の「やり残したこと」を果たすために動き出した。繊細で綺麗な作品。続き待っています。


かじいたかし「僕の妹は漢字が読める」(HJ文庫)
漢字が廃れたという想定で近未来を描いたSF。読書家な「妹」は漢字を含んだ昔の文学作品を好んで読んでいるが、主人公はそんなものより現代の正統な文学を読めという。その高尚な文体は必見。良く書けたなぁと感服。


エイミー・ベンダー「燃えるスカートの少女」(角川文庫)
喪失感を下敷きにした、突飛なテーマをかき集めた短編集。祖母を母親が産む話、唇だけ失って戦場から帰ってくる夫の話、父親を亡くした日に何人もの男と肉体関係を持つ図書館員の話など。突飛なのになぜかとてもお洒落。訳文が巧い。


三島由紀夫「美しい星」(新潮文庫)
三島由紀夫のSF小説。「円盤」の目撃に捕らわれた一家の話。三島由紀夫といえばその圧倒的な文章力だが、無機質な視点を意識されたのか、他の作品にある至上の美しさは抑えられている印象。そのうえで表されたこの神秘性が好き。


司馬遼太郎「大坂侍」(講談社文庫)
短編集。兄の仇を討つために大坂に来た侍を、仇討ちなんぞ金にならんと言い聞かせ金で解決しようとする「難波村の仇討ち」など。大坂を舞台にしているからこそのユーモア。ときにブラック。


桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(角川文庫)
冒頭で結末が明かされる。その結末に向かって進行される本編。結末を既に知らされているからこそ、胸が痛む。読んでいる間何度も1ページ目を読み返し、その都度結末に項垂れる。「おとうさんにしか殴られたことないんだから!」


清水義範「私は作中の人物である」(講談社文庫)
短編集。文才がすごい。柳瀬尚紀訳版「フィネガンズ・ウェイク」のパスティーシュ「船が洲を上へ行く」には特に舌を巻いた。誤字という表現技法。笑えるのでぜひ。


アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」(ハヤカワ文庫SF)
自分が読んできた中では、これ以上に“盛り上がる”作品を他に知らない。嵐のように収束される展開は必見。今回ベリャーエフ以外の古典SFは紹介しないつもりだったけど、これを読まないのは、あまりにもったいない。


ダレン・シャン「ダレン・シャン」
吸血鬼になってしまった少年の物語。児童文学とは思えないほど、生と死をシビアに描き切った傑作。登場人物の扱い方、話の畳み方に至るまで、完成度が非常に高い。


北野勇作「かめくん」(河出文庫)
大好きです。


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以上です。

埃城更新情報:2017.04.06

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 以下の作品をサイトに追加しました。
・テンミリ短編「精霊の指輪」(2017)
・テンミリ短編「エリス・イン・腐った川辺」(2014)

 以下の作品にアイコンを追加しました。
・テンミリ掌編「ブルームーン」(2015)

 その他に、
・せせせ様が新しく追加された2つのサイトバナーも「Floating lab.」へのリンクに表示されるようにしました。
・プロフィールページの参加企画一覧にて、共同主催だった企画についてこれまで表記が「主催」だったものを「共催」に変更しました。

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管理人

小伏史央(こぶせふみお)

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