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最近のあれこれ(2013年7月)

ということで毎度のように近頃の活動をまとめておきますか理由もなにもなく。
今月7月のこと。


■〈第4回 お題執筆会〉参加者募集開始

 お題執筆会ももう第4回。感慨深いものがあったりするものですが今回はいろいろ試験的な運営を目指しています。お題執筆会はまだまだ続くよ! ということで。
 期間を縮小して参加者募集期間を1ヶ月から1週間へ、作品投稿期間・感想投票期間をそれぞれ3週間から2週間へ。募集人数も2人以上5人程度以下ということで幅を利かせました。夏休み中に終わる企画であることを強調したら学生さんが集まってくれるんでないかなという画策だったりするのかもしれない。
 お題は今回はひねりナシで「魔物」と「忘れ物」の2つ。第5回ではちょっとすごいお題を用意しようかと今から1人計画中です。
 参加表明はテンミリオンの掲示板にてお願いしています。参加表明は8月4日まで。


■「ういなの短編リメイク集」4作目完結&5作目6作目追加

 テンミリオンの小説板で連載している短編集。4月からその中で連載していた「終わりの朝に臭いくちづけ」が無事完結しました。あえてプロットを作らずに連載を開始した経緯があるんですが、ちゃんと書けたようでホッとしています。
 5作目「虚数空間よりver.i」も投稿。テンミリオンのレイアウトを逆手に取った文体実験的な作品になっていますがまあそれだけだったり。
 6作目「考える箱」は実際に書いたのは今年の5月で、〈第5回てきすとぽい杯〉に即興で書いて提出した作品。詳しくはあとがきで述べていますがこの作品のプロットが自分の過去作に通じているので、この度リメイク作品とみなして重複転載。リメイクとかそれ以前に気に入っている作品だから転載したとかそういうわけじゃないんだからね。勘違いしないでよね。


■〈第7回てきすとぽい杯

 今回も参加しました。1時間+15分の即興企画。
「モググは無慈悲な星の覇王」とかいうパロディにしてはちょっと勘違いしてないかこいつバカじゃないの的なタイトルで投稿。
 自分、書けるときと書けないときのムラがありすぎて経験不足が見え見えだなぁ。


■〈漱右になるのは君だ! 第一回赤シャツ文学賞

 こちらも「てきすとぽい」サイトの企画。
「おさない君へ」って作品を投稿。まあ毎度書いているパターンのやつですがてきすとぽいに提出したのは初めてだと思うのでどうにかなるさ。
 拙作「みとめるということ」で“ごじっ才ぐらいの子ども”という表現を使った覚えがありますが、書いている内容はたぶんその流用みたいな発展みたいな縮約みたいな感じです。学校ができるまで(18世紀くらいまで?)は「子ども」は立派な働き手、「小さな大人」だったわけですが、現代ではそれが逆転して「大人」が「大きな子ども」になっているような、そんな気持ちの一欠片。まあ今回はあまり考えないで書いたので今度きちんと向き合って書いてみたいものですけどね。
 なんでこういう、参加表明のない部類の企画って、提出期限直前にならないと書く気にならないのだろう。不思議ですね。


 まあ公開したのはこんな感じですか。他に、別名義で某所で好き勝手やってたりしますが。まあそれは置いておくとして。
 そろそろ「あむの憧憬」に終止符を打ちたいなと思わないでもない。たぶん8月中に書きあがります。公開自体は10月まで延びますけど。
 でも8月、もしかしたらまた外国に行く用ができるかもしれません。もともとの予定では8月中旬まで海外にいるつもりでしたからね。行きたくないなぁ。

 ではまた。
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テンミリオンの思い出

どうも。テイブミウイナです。8月半ばくらいまで海外にいるつもりでしたが、予定が狂って7月18日には日本に戻ってきていました。おかげで参加したいと思っていた小説企画にも参加できた/できそうです。

 さてさて、今回は少し、ブラウザゲーム『テンミリオン』について語ります。
 テンミリオンのサイトにはオリジナル小説投稿板というところがあって、「小説家になろう」に入会する前とか、今でもしばしば、そこに作品を投稿していました。

 そのテンミリ小説で、深く記憶に残っている作品があります。しかし残念なことに題名も作者名も分からず、覚えているのは、学園モノだったこと、運動会のエピソードで、校長が曇り空に向かって「おてんとさん、おてんとさん、晴れないとその首ちょんぎるぞゴラァ」(うろ覚え)って言っていたことが面白かったことぐらい。他にも宿題をやるために同級生の家に集まるとか、屋上で弁当を食べるとか、そんな良い意味での王道的学園ストーリーが繰り広げられていたと思います。自分が小説をネット上にまだ公開せずに、チラ裏というか、手書きでやっていて、テンミリオンはROMっていた頃のことだったので、2006年とかその辺かな。
 ふいに記憶に上がってきたので、懐かしくなって、いっちょ探してみようかな、と。思い立って小説板やその過去ログを漁っていたのですが……なんと2010年までしか残っていない! 色々と虚しい気持ちになりました。せめて作者名だけでも分かればなぁ。

 あともうひとつ、この系列(テンミリの思い出系列)で、テンミリオンの扉絵について。
 過去の扉絵一覧を見て、これまた懐かしい気分に。すずのや様の描かれた扉絵が時期的に一番愛着があります。それでこの方についてイラスト板で調べてみたら、いつの間にやらテンミリオンを卒業されていたようで。時間が経つってこういうことなんだなぁ。

 テンミリオンが始まってから、あと3ヶ月ほどで11年になります。
 いつまで自分はテンミリオンに付いていけるのか。いつまでもどこまでも付いて行きます。と口に出してしまうとなんとも知れぬ不安が押し寄せてきます。けれどテンミリオンがなければ、いまごろぼくは小説を書いていないわけで。
 どうかいつまでも誰かの憩いの場であってほしい。そう願うわけです。


 余談ですが、テンミリオンのID取得方法ってなかなか考えてありますよね。ゲームをクリアしたら掲示板にログインできるパスワードが与えられるのですが、ということは、テンミリオンをプレイした者だけが小説やイラストを投稿できるわけで。テンミリオンのキャラクターっていくつかデフォルメされた特徴があるだけで、極端に台詞も少なくなっていて、自由に発想を繰り広げられるわけです。だから二次創作の敷居も低くて、ゲームをクリアして、キャラの分かりやすい特徴が掴めたら、小説板やイラスト板にも来てね、って、良い具合に誘導できる気がします。まあ最初にゲームをプレイするのが面倒だと感じる人が大抵かもしれませんから、知らない人に紹介するときは、そこだけネックでしょうけどね。

 というわけで、土曜日にテンミリ関係の告知をします。ぜひこの機会に、テンミリオンをご存知ない方も、足をお運びください。詳しくは土曜日を待て!
 今日はこれにて。ではまた。


※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

7月8月投稿予定(予約投稿済み)

以下のとおり過去作品を「小説家になろう」に投稿します。お楽しみいただけると幸いです。
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。


・「地球少女探査録」
[全6部/約16000文字] 7月7日10時に投稿
2013年3月執筆。
ジャンル:スペースオペラ
備考:第2回俺的小説賞 落選作品(丁史ウイナ名義)
あらすじ:地球外生命体を探していた道中、少女は宇宙で事故にあう。国際宇宙ステーションとの通信は途絶え、自分がどの座標にいるのか見当もつかない。その絶望のさなか、少女は進化の果てを見る。


・「今日はブラッククリスマス」
[全8部/約4500文字] 7月15日17時~7月16日0時に1時間ごとに投稿
2012年10月執筆。
ジャンル:リア充爆発しろ
備考:フリーゲーム『テンミリオン』のキャラを使用した二次創作小説


・「ノア」
[短編/約10000文字] 8月1日0時に投稿。
2012年8月執筆。
ジャンル:純文学SF
備考:某地方文学賞で最終候補の一歩手前まで行った作品。


・「空気売りの少女」
[全3部/約12000文字] 8月18日20時~22時に1時間ごとに投稿
2012年11月執筆。
ジャンル:SF
備考:某SF短編賞で一次選考落ちした作品。
あらすじ:「私」は家の前で大声を張り上げている十四、五歳ほどの少女を見かけた。彼女は「地球の空気」を売っているらしい。少女に興味を持った「私」は、試しにひとつ、「地球の空気」を購入したが……。


・「虚数空間より」
[全4部/約5000文字] 8月25日8時に投稿
2012年11月執筆。
ジャンル:ペダンティックSF
備考:衒学的すぎなのは仕様です。u17とあと2人で主催運営している企画、「お題執筆回」の第3回、『オレンジ』&『チョコレート』&『暗闇』のお題で書いた作品。『テンミリオン』二次創作。

無題


 深夜に起床するというあれ。
 ここのところ上手く時間が作れなくて、ただ暇さえあれば寝てばかりいるものですから、いままでどうやって時間を捻出してきたんだろうって、不安になってきます。
 そういえば去年、ある作家のかたに「ういなさんの不眠っぷりについて」(だったかな?)って詰られたことがあったなー。あのときもあのときですけど、今も今といいますか、睡眠時間については調節が利かない自分です。

 以前もちょこっと触れましたが、本名名義で、ある書籍の一部分を担当しました。巻末の執筆陣欄に記されている自分の名前を見ると、ちょっと誇らしげな気分になりましたね。本名名義なので詳しいことは言えませんが。初めての経験でたいへん勉強になりました。自分にお声かけくださった某氏に感謝を。

 今日は「第6回 てきすとぽい杯」が開かれますね。今回はどんなお題がくるのでしょう。楽しみです。寝ていなければ参加すると思います。無理矢理にでも完成させることはできますから、寝てさえいなければきっと参加するかな。
 企画みたいに、時間を規定してくれる場所があるのが、今の自分にとって救いです。「あむの憧憬」の第三部は、3万文字を予定しているなかでまだ5000文字しか書けていない……。
 締め切りがあったほうが書きやすい。いつまででもいいよ、となると、書けないというか書かない。だから長編を書くときなどは、ダイアリーとにらめっこしながら、一日のノルマを課して、できたかどうかの○×記号と剰余分のページ数を記入していたのですが。今年に入ってからはその時間管理を怠っているので、うまく書けないんだと思います。……と、原因を分析できているのに実行に移ろうとしない怠惰感。どうにかしたいものですね。

 ではまた。

あむの憧憬(第一部)、ただひとり 他

最近の活動。

■あむの憧憬
「小説家になろう」に、長編SF「あむの憧憬」の第一部を投稿しました。

あらすじ:
 主人公「わたし」は、教育機関で寮生活をしている学生だ。おやつばかり食べている人間不信のルームメイトや、娯楽作品に没入している友人たち、愛犬エコなどに囲まれながら、平凡な日々を過ごしていた。しかしある日、突如「わたし」は、文章を“執筆”することを決心する。「ユートピア宣言」以降、苛烈な制約により文章を書く者が激減したこの時代。小説や詩は、文字を介さない形へと変容し、もはや紙の本や電子書籍は遺物となったこの時代。「わたし」が執筆を開始するやそのことは教育機関中に広まり、「わたし」は授業や試験の大幅な免除を受けながら、自分の命を削ってゆく――。
 物語の物語、友人の物語、家族と宗教の物語、罪滅ぼしの物語、そして。
 全五文からなる、「わたし」の記。

備考:
 全五部構成、およそ15万文字になる予定です。予定、というのも、実はまだ書き上げていません。一ヶ月に一部の間隔で投稿することになってますが、ぶっちゃけ一ヶ月ほど繰り下げる気満々です。休載時に代わりに投稿する短編も用意済みです(自分でもちょっと意味が分からない……)。
 読みづらい、というのが作者としての印象。実験小説のていも成しているつもりなので、推敲をきちんとして、その過程でまた新たな発見が得られたな、と。
 まあそういうことで。最後までお付き合いいただけると幸いです。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。


■ただひとり
〈我ながらホレボレする文体を自慢する大賞〉参加作品。
 投稿締め切り日に滑り込みしました。前日まで用意していた、叙述トリックを扱った掌編があったんですが、叙述トリックと文体は別物だろ、という判断で没にしました。たぶんその作品は「年越し掌編集2013」に収録することになると思います。
 で、没にしたのなら投稿した「ただひとり」はなんなの? といいますと、「第ゼロ章」の前編、「デウス・エクス・マキナ」から一部抜粋したのでした。抜粋。修正さえ加えていないこのままよクオリティ。
 なんていう技法かは忘れちゃいましたけど、元からあるものに、ただタイトルだけつけて新しい作品に仕上げてしまうってのがありますよね。有名なやつなら、デュシャンの『泉』っていう作品、ただ小便器をオブジェとして飾っただけの作品がありますよね。ああいう感じで、抜粋してタイトルをつける、というだけで仕上げてしまいました。


■他
 新しい名義をつくって、某サイトにて活動を始めました。これについては、ただ某所で活動を始めた、ということだけ開示して、具体的なことは伏せておきます。

 それとまた他に、本名名義でつまりリアルのほうで、あるところから依頼をいただいて、寄稿しました。その関連で最近は時間が自由に使えなくて悶々としています。はやく「あむの憧憬」の続きを書きたいんだけどな……。

ではまた。

一周まわってきた作風

 ちょい久々に自作語り。ネタバレ含みます。

 自分、物語の〈はじまり〉と〈おわり〉がつながる作品が多いです。ええ、多いです。
 たとえば「ぐだぐだ至上主義」という2011年の作品では、冒頭で主人公が自身が死ぬ夢を見るんですけど、ラストでまた同じ夢を見るんです。この夢、どっかで見たことあるなぁと思いながらも、冒頭のときに見たことは忘れちゃってるんですけど(夢の内容とか数週間すれば忘れますよね? ね?)。他に、「ム」という長編も、初稿の段階でははじまりとおわりが、主人公の日記でつながってるんですよねー。
 今年はじめに「小説家になろう」に投稿した「第ゼロ章」も、そういう作風になってるんです。「第ゼロ章」にいただいたご感想で覚ったことなんですが、ははあ、自分って回帰する作風、一周まわってきた作風が好きなのだろうなぁと。実際好きかどうかはよくわかりませんが、書きやすいんだろうなぁと。

 ……それで、この起源はどこなのだろう、なんの影響なのだろう、とか思ったわけですが。
 はい。小松左京の『果しなき流れの果に』ですね!
 ネタバレになりますので詳しいことは伏せますが、宇宙を駆け巡った先に落ち着く茶の間の風景――この日本人的な輪廻的な物語に憧れているのだろうなぁと。仏語というより自然の有りような意味での輪廻。開高健のエッセイを思い出すもんです。

 まあそんなこんなな自作語りでした。
 こんなこと語ったのにもきっかけがありまして、まあ、昨日まで書いていたスペオペ短編が、まさしくこんな作風でした。




追記(2013/04/04) 商標ガイドラインの追加につき「なろう」から「小説家になろう」に修正
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

書き上げた作品に対して


 自分にとって書き上げた作品は、ウェブに投稿するか、公募に出すか、放置しておくかのどれかに類されます。まあ公募に出すのはほんの一部ですから、この際スルーして、今回は「公開」と「未公開」の割合について独り言を。
 ある時期から、書き上げた作品はリストノートに記載(タイトル、書き上げた年月)しています。それによると、「公開」している(あるいはしたことがある)作品が6割、「未公開」の作品(公募に出して落選したまま放置しているのも含みます)が4割ということでした。ちなみに「小説家になろう」に投稿しているのは4割。自分の執筆量の少なさを見破られそうだな……。
 まあ数えてみただけです。それだけ。はい。

 ということで、リストを眺めていると書いた覚えがおぼろげな(汗)短編があったので、校正作業だけ一度だけやって投稿してみました。放置した作品ってのはたいてい、ずっと放置したままなので、過去作をそのままの形で投稿するのは新鮮な経験です。(「砂漠の蜻蛉はなにを喰う」http://ncode.syosetu.com/n0505bk/
 人の目に晒してみると、よく覚えていないような作品でも、いろいろ得るものがあるのですねぇ。
 来春にでも、「未公開」作品を一気に投稿してみてもいいかなーと、ちょっと独りよがりに思案中。たぶん実現しない。

 というかこの作品、気付けばけっこう評価をいただいていて、ファンタジーって「小説家になろう」では不幸せなジャンルなのだなぁと感じとった次第。それとも固定読者様でもついてるんだろうか……。喜んでいいのかこれは。





追記(2013/04/04) 商標ガイドラインの追加につき「なろう」から「小説家になろう」に修正
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

はしがき

 皆様の感想返信を拝読していると、最後までひとりよがりに実験に走った自分が莫迦に思えてくる。実際莫迦者なのだろうな。しかし得るものは多かった。あはは。

9月も終わりだなぁ

 9月、終わります。
 空想科学祭の投票が今日までなので、ぜひとも1作でも読んで投票! お願いしたいところ。こんな偏狭ブログで言っても意味ないので、呟く程度に抑えときますが。
(空想科学祭FINAL→http://sffestafinal.kumogakure.com/index-pc.html

 10月からは書くぞー(汗)。
 予定としては、ウェブ企画としては第3回お題執筆会、公募としては日本ホラー小説大賞、創元SF短編賞の各作品を片付けたいと思っとりますが。あと、テンミリ10周年もある。それは既に、テンミリのほうで連載始めてるんですけどね。28日(10周年)に間に合う気がしない……。

 11月からは、今捏ね繰り回しとる構想を形にして、来年にはハヤカワSFコンテストに出したいと思ってますが、さてどうなるやら。
「ム」にいただいたご感想で、「この作者は概念的というか観念的というか抽象的なものだったりことを書く」というものがあったんですが、この言葉に感銘らしきものを受けまして。言われてみればそうだと。「ジュピター」はどうだったかよく覚えてないからあれだけど、去年書いた「ぐだぐだ至上主義」に出てきた“情報体”ってのはもう概念的で観念的で抽象的でしかないね、と。他にも「地球の終末は決して訪れない」の“色”と“可視光線”のくだりなんかは、それっぽく書いてるだけで作者にも理屈が分からないのですよね。自分の書くSFって、こういう色を持っていたんかもしれない。トンデモSFってやつか。なら、それをもっと掘り下げていこうかなぁと。まだ投票期間22時間くらい残ってるのに、こんな感想返信みたいなこと書いてよかったんかは分かりませんが(感想返信&あとがきはゆるり執筆中です)、まあ11月からはその長編頑張る。たい。

 ではまた。


(注:文字サイズをいつもより小さくしてみました。もしかしてこっちのほうが読みやすいかな……?)

はじめましてと60日間。

 長らく放置していた本サイトですが、このたびブログとして昇華しました。作品倉庫の面影もなにもないです。

 ということで、自作についてしばし語ります。
 昨日(2012年7月6日)、長編を1作書き上げました。6月11日に書き始めたので、25日かかったことになります。ちなみに、5月7日から6月11日までの35日間、ある企画に提出する長編を書いていました。ので、2作品合わせて、ちょうど60日かけたことになります。平均的な執筆速度であると自負しております。自負しててもしょうがない。もうちょっと速くしたほうがいいなぁ。

 で、思ったのですが、僕はどうやら「日常系」の作品が苦手のようです。読むのはともかく、書くのが。
 というのも、この長編、トンデモ本さながらのラストになってしまったのです(ネタバレ/公開する予定ないから別にいいか)。まっとうに「日常系」を書いていたはずが、ラストの2小節でいきなり、プロットをぶち壊してしまったのです。例えるなら、かきふらい『けいおん!』のような作品が、ラストで小松左京の『果しなき流れの果に』のようになってしまったのです。
 僕が自分の作品に求めているのは、「異様性」なのではないか、と改めて感じました。日常を書くにしても、近未来の若者たちの現代とは異なる様子であったりとか、異世界からこの世界に迷い込んできた少女が馴染めないまま日常を体験したりとか、実際のところは(読者・作者の立場からすると)日常からかけ離れた世界。そういうものを、僕は無意識的に求めているのかもしれません。ともかくどうであっても、僕は「日常系」の作品を書くのが苦手だ。そういうことに気付けただけ、今回の執筆は役に立ったようです。
 ちなみに今回、「人が死なないように」と意識して書きました。その甲斐あって、ようやく死人の出ない長編を書き上げることができました。実を言うと、僕は今まで、人の死なない長編を書いたことがなかったのです。その面でも、今回の作品は、大いに練習になったといえましょう。
 この長編は、とりあえず寝かせておいて、今度の本命でないほうの公募に出そうかと思います。
 
 ではまた。

管理人

小伏史央(こぶせふみお)

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