忍者ブログ
Home > [作品]poetrie (not poetry) > 【poetrie】2017.02.03→希釈

【poetrie】2017.02.03→希釈

息を止めることは簡単なことだった. 何もしていなくても常に息苦しいのに. 鳩尾の奥を醜いモヤが占めている. いくら笑っても晴れない, いくら眠っても晴れない, いくら呼吸していても, この胸の奥が晴れることはない. ツタに絡みつかれた樹のように, 常に養分を奪われている. 時が解決してくれるとき: それは衰弱死した時だ. 時の女神が首筋に安全剃刀を押し付けているのを, ただぼうっと見ていることしかできない. 女神は残酷なほほえみで言うのだ. "諦めないで," 最後まで生き抜いて!
あるいはずっと閉め切った車の中に長いこと座っているような吐き気. モヤが小さくなることはない, (大きくなることはあっても,) しかしその増幅は一時的なものだった.
女神が永遠にして(くれる).
女神が手淫をしてくれる.
酸素の供給が足りない頭で一時的な永遠に甘んじることがこの身を邁進させるよりも楽で,
命を奪っていく安全が,
(私を,)
うしなわせていく.




-
PR
コメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

管理人

小伏史央(こぶせふみお)

ブログ内検索

バーコード