今年こそは習慣化したい活動まとめ。とりあえず1月分の活動報告です。
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第13回てきすとぽい杯
今回も参加しましたー。1時間15分の即興企画。
「
クマちゃん」というSFを投稿しました。登場人物五人以上、という変則的なお題に度肝ぬかれながらも、登場人物六人にしちゃいましたけど、なんとか完成させた作品です。今回はプロットを用意していなかったのですが、用意しているときぐらいの分量にできて、ふむふむこの一年の成果が出たのかーありがとうてきすとぽい杯!と思ったりしました。実際のところ、登場人物五人以上というお題のためだと思いますけどねー。この手のひらの上で踊らされてる感。
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自作リライト王決定戦
という企画に参加しました。自分の過去作をリライトするという企画。
2012年に書いた「砂漠の蜻蛉はなにを喰う」をリライト、「
砂海の蜻蛉はなにを食む」に改題して投稿しました。
しかしこの企画、リライトするだけではないのです。そんなぬるい企画ではなかったのです。
リポグラフ、ってありますよね。筒井康隆の「残像に口紅を」が有名かな。ほかにジョルジュ・ペレックの"La Disparition"などは、"e"を一切使用せずに書かれていますし、塩塚秀一郎によるその翻訳『煙滅』は「い段」を使用せず書かれています。要するに特定の文字や音の使用を禁止して、作品を書くというものです。「あ」が禁止されていれば「愛しています」とか登場人物に言わせられなくなります。「あい・らぶ・ゆー」もだめですね。「月がきれいですね」としか言えない。月がきれいですね。
そしてなんとこの企画、「ま、ひ、そ、ら、て、け、ぬ、め、ゆ、お、へ、え、つ、す、く、や」の16音も禁止になっているのです! なにそれ厳しい! 鬼! 五十音順に並べられていないところにも悪意を感じます。
ということで不自由すぎる日本語で書かれた作品を投稿したわけでした。とても読みにくい作品になってしまいましたが仕方ないのです!
筒井康隆の偉大さを思い知るものです。あの作品、すごく読みやすかったもん。
現在、評価期間です。不自由な日本語、ぜひご一読を。
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ライトなラノベコンテスト
11月に連載開始し、数話だけ投稿して放置していた本作。完結できそうになかったので、宣伝はしていなかったのですが、1月30日に一気に書き上げ完結できました。「
わたし物語」という作品です。書いていてめちゃくちゃ楽しかったです。宣伝もしませんでしたし、更新頻度とかも皆無に等しいので、通過は厳しいでしょうが、そのおりには長編化して他の場所で連載してもいいな、と考えています。筆がとてもよく乗った題材でしたので。ういなさんこういうの好きなんだね。
■「
ああ遺言は物語のように」p9更新
2010年から連載している長編(予定)ファンタジー。およそ16か月ぶりに更新しました。16か月ぶりだよ……。
今書いている長編が終わって、あともう一作くらい長編挟んだら、こっちに本格的に力入れてもいいかな、と考えています。まだまだ完結は先なのじゃ。
■草稿「物語について考える」更新
このブログで不定期連載している創作論エッセイ、その「語り部について」という草稿を公開しました。本当は「語り部について・その2」も1月中に書きたかったのですが、気力がなかったんじゃ。こちらも本格始動はまだまだ先ですね。
公開している範囲内での活動は、以上です。
このほかに今、ハヤカワSFコンテストへ向けて、長編を書いています。3月から一気に忙しくなるので、2月半ばまでには書きあげないと厳しいのですが、ちょっと微妙……。今年も落としちゃうんかなー。
あと、星新一賞が最終審査に入りましたね。受賞作発表のさいには、一次、二次、三次の結果もあわせて公開してくれればなぁ、と期待を込めつつ。
ではまた。気力があれば来月もまとめ書きます。
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