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サイコロ小説(制作過程) その1

その2

■一文目

「小説家になろう」に掲載されている丁史ういなの作品のあらすじを、古いもの順で原稿用紙にコピー、ペーストする。このとき、原稿用紙は36文字×36行に設定し、作品ごとに改行する。55作品すべてをペーストすると、この原稿用紙で4枚の分量になる。
 まず、一度サイコロをふる。「5」がでたため、一文目は「5つの文節」で作られることが決定される。

 5つの自立語は、以下の手順で決定される。
一、サイコロを一度ふる。出た目がページとなる。(一文目ではページ数が4つしかないため、5か6が出た場合はやり直す)
  そのページの上枠をx軸、右枠をy軸として、マスを点にみたて、ページ全体を一般的な座標平面でいう第3象限のようなものとして扱う。
二、サイコロを二度ふり、出た目と目を掛ける。その数字に-1を掛けた値(つまり-を付けた数字)がx座標となる。
三、二と同様の作業をする。出た値がy座標となる。
四、求められた点にある単語を別の原稿用紙にペーストする。単語が二文字以上である場合は二文字以上のそのままで抽出する。また、該当する点にある単語が付属語、記号、空白である場合は二からやり直す。
五、はじめに決められた自立語の数(一文目では5つ)だけ一~四を繰り返す。
六、不自然のないように助詞などをつける。

「4ページ」‐「2×5=10」-「6×3=18」で「―」記号やり直し
-「2×5=10」-「3×3=9」で「を」助詞やり直し
-「5×1=5」-「6×3=18」で「離せ(ない)」(1)
「4ページ」-「6×2=12」-「6×2=12」で「いい」(2)
「2ページ」-「2×2=4」-「2×1=2」で「ころ(頃)」(3)
「5」ページやり直し
「6」ページやり直し
「1ページ」-「6×4=24」-「4×3=12」で「(その)よう(な)」(4)
「2ページ」-「1×6=6」-「1×2=2」で「の」助詞やり直し
-「4×5=20」-「5×1=5」で空白やり直し
-「1×5=5」-「1×1=1」で「何か」(5)

 (1)~(5)をつなげて、「離せいいころよう何か」
 書き加えを施し、一文目を「離せなくても良い頃のような何か。」とした。


■二文目

「小説家になろう」に丁史ういなが掲載している長編3作を、古い作品順に、一部ごとに交代して36×36原稿用紙にペーストした。「ぐだぐだ至上主義」〇〇一→「妖精が創った人形」プロローグ→「ム」ム(0)→「ぐだ~」〇〇二→「妖精が~」第1章の一.→……といったようにである。これを6ページを満たすまで続ける。
 そして一文目と同様のことをする。二文目の自立語は「5つ」と決まった。

「1ページ」-「2×1=2」-「2×6=12」で「味」(1)
「4ページ」-「6×3=18」-「2×5=10」で「いう」(2)
「1ページ」-「1×4=4」-「2×4=8」で「だ」助動詞やり直し
-「1×3=3」-「3×4=12」で「は」助詞やり直し
-「6×1=6」-「4×3=12」で「思い出せ(なく)」(3)
「1ページ」-「4×1=4」-「2×5=10」で「。」記号やり直し
-「6×1=6」-「1×5=5」で「首」(4)
「3ページ」-「1×1=1」-「2×6=12」で「だろう」助動詞やり直し
-「6×1=6」-「2×4=8」で「(惑わされ)ない」助動詞やり直し
-「4×5=20」-「2×1=2」で「おかしい」(5)

 つなげて、「味いう思い出せ首おかしい」。
 書き加えて「味という思い出せない首はおかしい。」わけわからん。


■三文目

 今度は、拙作「ジュピター」を使用。同様。
 文節は「3つ」

「2ページ」-「5×5=25」-「3×4=12」で「た」助動詞やり直し
-「1×3=3」-「1×4=4」で「辛辣な」(1)
「1ページ」-「3×2=6」-「3×6=18」で「クレーター」(2)
「6ページ」-「1×2=2」-「2×4=8」で「。」記号やり直し
-「5×1=5」-「6×3=18」で「言っ(て)」(3)

 つなげて、「辛辣なクレーター言っ」
 書き加えて「辛辣なクレーターは言った。」擬人化かよ。


■四文目

 次は拙作「てんたん!」。同様。
 文節は「5つ」

「5ページ」-「4×5=20」-「4×5=20」で「いな(かった)」(1)
「4ページ」-「4×5=20」-「3×6=18」で空白やり直し
-「3×2=6」-「3×4=12」で「だ」助動詞やり直し
-「4×5=20」-「2×6=12」で「まるで」(2)
「4ページ」-「1×5=5」-「3×1=3」で「もう」(3)
「3ページ」-「5×4=20」-「5×4=20」で空白やり直し
-「1×4=4」-「1×5=5」で「、」記号やり直し
-「2×1=2」-「3×6=18」で「も」助詞やり直し
-「3×5=15」-「2×6=12」で「」」記号やり直し
-「3×4=12」-「6×5=30」で「。」記号やり直し
-「6×3=18」-「2×5=10」で空白やり直し
-「1×5=5」-「1×2=2」で「…」記号やり直し
-「3×2=6」-「3×6=18」で「なか(った)」(4)
「4ページ」-「3×2=6」-「1×5=5」で「から」助詞やり直し
-「4×5=20」-「2×1=2」で空白やり直し
-「4×6=24」-「5×2=10」で「考え(ていた)」(5)

 つなげて「いなまるでもうなか考え」
 書き加えて「いなかった、まるでもうなかったのだ、考えなくとも。」何がなかったんでしょうねー。というか3ページは鬼門(涙)


■五文目

 「スーアサイドストーリー」。同様。
 文節は「6つ」

「3ページ」-「2×1=2」-「5×1=5」で「ある」(1)
「4ページ」-「1×2=2」-「4×6=24」で空白やり直し
-「2×3=6」-「4×1=4」で「、」記号やり直し
-「2×1=2」-「3×6=18」で「思う」(2)
「5ページ」-「4×5=20」-「5×1=5」で空白やり直し
-「6×1=6」-「1×3=3」で「が」助詞やり直し
-「2×5=10」-「4×4=16」で「もう」(3)
「6ページ」-「6×1=6」-「3×6=18」で「シャワーカーテン」(4)
「1ページ」-「3×4=12」-「4×3=12」で空白やり直し
-「2×4=8」-「4×4=16」で「を」助詞やり直し
-「3×2=6」-「6×4=24」で「まで」(5)
「4ページ」-「4×2=8」-「2×3=6」で「微妙な」(6)

 つなげて「ある思うもうまで微妙な」
 「あると思うもうまで微妙なのだ。」


■六文目

 「地球の終末は決して訪れない」同様。
 「4つ」

「2ページ」-「2×3=6」-「4×4=16」で「た」助動詞やり直し
-「4×4=16」-「2×5=10」で「本来」(1)
「3ページ」-「5×5=25」-「5×2=10」で「に」助詞やり直し
-「1×3=3」-「2×3=6」で「に」助詞やり直し
-「2×6=12」-「4×4=16」で「、」記号やり直し
-「3×5=15」-「6×4=24」で「は」助詞やり直し
-「1×6=6」-「5×6=30」で「動か(なく)」(2)
「2ページ」-「6×5=30」-「1×5=5」で「ヒト」(3)
「2ページ」-「4×3=12」-「2×1=2」で「這い出(て)」(4)

 つなげて「本来動かヒト這い出」
 書き加えて「本来動かないヒトが這い出てきた。」3ページは鬼門


■七文目

 「第ゼロ章」同。
 「2つ」

「1ページ」-「2×4=8」-「6×5=30」で「いくら」(1)
「1ページ」-「5×6=30」-「5×6=30」で空白やり直し
-「4×6=24」-「6×3=18」で空白やり直し
-「2×3=6」-「2×6=12」で「―」記号やり直し
-「5×4=20」-「1×3=3」で「、」記号やり直し
-「1×2=2」-「1×5=5」で「氷」(2)

 「いくら氷。」このままでいいか。


■八文目

 「年越し掌編集2012」収録作の本文を順に6ページまで。同。
 「5つ」

「2ページ」-「3×2=6」-「3×2=6」で「二〇一一年」(1)
「1ページ」-「6×6=36」-「6×4=24」で「捉え様」(2)
「2ページ」-「4×2=8」-「5×3=15」で「から」助詞やり直し
-「3×1=3」-「6×4=24」で「久々に」(3)
「5ページ」-「2×6=12」-「1×3=3」で空白やり直し
-「5×3=15」-「6×1=6」で空白やり直し
-「2×2=4」-「4×1=4」で「…」記号やり直し
-「3×5=15」-「2×1=2」で空白やり直し
-「4×2=8」-「1×1=1」で空白やり直し
-「6×6=36」-「5×4=20」で「過ぎて」(4)
「3ページ」-「5×2=10」-「6×5=30」で「して」(5)

 「二〇一一年捉え様久々に過ぎてして」
 →「二〇一一年、捉え様では久々に、過ぎてしていた。」なにを


■九文目

 u17名義で別サイト掲載のテンミリ二次創作「虚数空間より」。同。
 「1つ」

「2ページ」-「4×5=20」-「3×5=15」で空白やり直し
-「6×2=12」-「5×3=15」で空白やり直し
-「4×5=20」-「6×3=18」で空白やり直し
-「3×3=9」-「6×3=18」で空白やり直し
-「5×2=10」-「4×3=12」で「に」助詞やり直し
-「5×4=20」-「1×6=6」で「彼女」

「彼女。」空白ぅ


■一〇文目

 u17(ういな)名義「口内炎と七面鳥」。同。
 「6つ」

「6ページ」-「5×3=15」-「6×2=12」で空白やり直し
-「2×6=12」-「4×4=16」で空白やり直し
-「2×4=8」-「5×6=30」で空白やり直し
-「2×4=8」-「4×4=16」で空白やり直し
-「2×2=4」-「6×4=24」で空白やり直し
-「4×2=8」-「6×3=18」で空白やり直し
-「5×6=30」-「3×5=15」で空白やり直し
-「4×6=24」-「2×6=12」で空白やり直し
-「1×5=5」-「6×6=36」で空白やり直し
-「2×4=8」-「2×4=8」で空白やり直し
-「5×2=10」-「5×3=15」で空白やり直し
-「5×1=5」-「1×4=4」で「血」(1)
「1ページ」-「6×6=36」-「4×4=16」で空白やり直し
-「1×5=5」-「1×5=5」で「に」助詞やり直し
-「4×6=24」-「4×4=16」で空白やり直し
-「4×1=4」-「1×2=2」で空白やり直し
-「3×2=6」-「3×2=6」で「ハーモニー」(2)
「2ページ」-「2×5=10」-「5×1=5」で空白やり直し
-「4×6=24」-「1×4=4」で空白やり直し
-「5×3=15」-「1×6=6」で空白やり直し
-「5×3=15」-「3×1=3」で空白やり直し
-「5×5=25」-「2×1=2」で空白やり直し
-「2×2=4」-「4×2=8」で「は」助詞やり直し
-「1×4=4」-「2×4=8」でやり直し
-「1×5=5」-「5×6=30」で「を」助詞やり直し
-「5×4=20」-「1×3=3」で空白やり直し
-「5×4=20」-「6×3=18」で「手」(3)
「2ページ」-「1×2=2」-「3×3=9」で「二」(4)
「1ページ」-「6×2=12」-「6×1=6」で空白やり直し
-「3×2=6」-「3×1=3」で「陣取る」(5)
「3ページ」-「2×6=12」-「6×2=12」で「です」助動詞やり直し
-「2×5=10」-「2×6=12」で「好き」(6)

 つなげて「血ハーモニー手二陣取る好き」
 書き加えて、「血のハーモニーが、手を二等分に陣取るのが好きだ。」


■一一文目

 u17(ういな)名義「今日はブラッククリスマス」。恐るべき空白に対抗すべく、ペースト後に空白をオミットして敷き詰め。同。
 「6つ」ただし、分量が3ページ半になったため、ページ数4,5,6が出た場合はやり直す。

「6ページ」やり直し
「6ページ」やり直し
「1ページ」-「2×4=8」-「2×5=10」で「皆無」(1)
「1ページ」-「3×6=18」-「4×3=12」で「一組」(2)
「3ページ」-「3×6=18」-「4×6=24」で「―」記号やり直し
-「2×6=12」-「5×4=20」で「生き返っ(た)」(3)
「2ページ」-「1×3=3」-「6×2=12」で「ブラッククリスマス」(4)
「1ページ」-「1×3=3」-「2×4=8」で「きっと」(5)
「5ページ」やり直し
「2ページ」-「2×4=8」-「3×2=6」で「。」記号やり直し
-「4×1=4」-「4×1=4」で「飲み込ん(だ)」(6)

 「皆無一組生き返っブラッククリスマスきっと飲み込ん」
→「皆無で一組も生き残ってブラッククリスマスをきっと飲み込んだ。」


 とりあえず180文字程度になったので、ここで打ち切る。
 全文はこのようになる。
「離せなくても良い頃のような何か。味という思い出せない首はおかしい。辛辣なクレーターは言った。いなかった、まるでもうなかったのだ、考えなくとも。あると思うもうまで微妙なのだ。本来動かないヒトが這い出てきた。いくら氷。二〇一一年、捉え様では久々に、過ぎてしていた。彼女。血のハーモニーが、手を二等分に陣取るのが好きだ。皆無で一組も生き残ってブラッククリスマスをきっと飲み込んだ。」

 個人的にはこういう意味不明系の文章は好きなんだけども、これくらい短いからこそ読めるっていう側面もあるよねー、などと思いつつ。
 次は、この文の羅列をひとつの全体、「文章」という集合にみたてて、不自然がなくなるように推敲をする。

 と、いうところで今日はここまで。つかれたわ。


追記(2013/04/04) 商標ガイドラインの追加につき「なろう」から「小説家になろう」に修正
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

その2
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小伏史央(こぶせふみお)

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