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月間まとめは当分お休みしますが、どうせなので、埃城更新情報だけは継続しようかなと。毎月定期的に書くのではなく、この記事のように書きたいときに書きたいままに。
ということで前回の月間まとめ(6月)以降の、埃城の更新状況ですー。
今回は
リンク整理もあり更新量が多いので、紹介したい更新作品についてだけ書きます。
■長編「
ム」公開※PG12
2012年に執筆した長編作品です。その年に開催された「空想科学祭FINAL」に参加した作品。空想科学祭には多大な影響を受けているので、必然的に思い入れのある作品です。
集合的無意識の世界で、殺し屋の兄妹がミスを犯し、逃避行に出るお話です。すべて敬体で地の文を書いていまして、初出当時「ですます調でアクションは斬新」というご感想をいただいた覚えがあります。
今回の掲載にあたり、構成を見直しました。初出時は「ム(0)→ム(1)→ム(2)→第1章→……」という構成だったのですが、これを「ム(0)→第1章→ム(1)→ム(2)→……」という感じにしています。内容に変化はないのですが、構成を変えるだけで中だるみも弱くなったんではないかなと。
また、目次ページの背景はCSS3ではこんなこともできるぞ!という趣旨の記事に触発されて、画像をゆらゆらさせてみました。ゆらゆらしています。
■長編「
妖精が創った人形」公開
同じく2012年に書いた作品です。執筆期間たった12日間という過去の栄光の塊みたいな作品です(うち2日間はお休みしたので実質10日間)。クオリティは今よりは低いですけどね(本人談)。
“人の形をした、人ではないもの”(=人形)の破壊を生業としている魔法使いオウギに、平凡な大学生アキは目を付けられて……というお話。ところどころ西尾維新の影響がもろに出ている作品でもあります。主人公とヒロインが出会うのが学生食堂で、そのとき主人公が注文していたのがキムチ丼、というのとかは「クビシメロマンチスト」ですね。くどいまでの戦闘描写とかは、西尾作品にごくたまに出てくる悪い癖を受け継いじゃっている感じ。まあ今のういなさんはそんなことありませんが(本人談)。
掲載にあたり、プロローグとエピローグを削除しました。そして新しいエピローグを用意しました。埃城版の新しいオチはなんと懐かしの隠しリンクから読むことができます。ヒントは最後のページ。
目次ページの背景画像、環境によって画像が重なったり隙間ができていたりすると思いますが、仕様です。本人談。なんかこのばらっとしてぐでっとしてるのが気に入ってるの。
■詩集「
ムチリスム」公開
2010年12月6日から2012年12月6日にかけて、小説家になろうで連載した「いつかの林檎の木の下で」という詩集があるのですが、そこから4編だけ抜き出して新しく詩集を編みました。4編とも2012年に執筆した作品です。
いま読むと技巧が不充分で、恥ずかしい出来ではあるのですが、内容的には面白く書けているなと。衒学的な作品はやはり甘めに見てしまいます。
自分がpoetrie(Not poetry)に毒される前の作品なので、詩としては純粋に読めるのではないかなと思います。技巧もへったくれもありませんけどね。
■短編「
ココロ」公開
2013年に書いた8000文字程度の作品です。あれ、書く内容がないぞ。
掲載にあたり「kokoro」に改題……しようとしたのですが、結局元のまま「ココロ」で公開しました。人の主観が隔離され、共有されるSFです。
■掌編「
完全体サイボーグ」公開
同じく2013年の作品。第10回てきすとぽい杯(1時間15分の即興小説企画)で書いた作品で、自分が今のところ唯一、てきすとぽい杯で大賞をいただいた作品でもあります。
■
お題配布ページ公開
お題を配布します! お題ページ自体は実は去年末にはアップロードしていたのですが、利用規約を書くのが面倒で最近まで放置していました。
いまのところ30題あります。ぜひともお持ち帰りして素敵な作品を作ってくださいね!
今回は以上です。ではまた。
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